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読書の秋🍁Selfies--vol.1

このあいだ、新宿から池袋まで、久し振りに山手線🚃♻️に乗った。

なんとなく足👣が遠ざかっていた池袋のジュンク堂書店📚️を一年以上ぶりに訪れた。

中野で買いたい本を買ったばかりだったが、都内にやって来るのは久し振りだったから、本屋をはしごしたくなった。

ジュンク堂へ来るときは、文庫・新書を見て、その後、語学書を見て、最後に最上階の洋書売場へ向かうことが多い。

文庫、語学書を見終わったあと、最上階へ向かった。

エスカレーターを下りると、洋書コーナーがだいぶ縮小されていて、その代わりに芸術関係の書籍が数多く陳列されていた。

取りあえず、奥にある目的の洋書コーナーへ向かった。

Gogol, " The Diary of a Madman, The Government Inspector and Selected Stories " を1ヶ月くらいかけて読み終わったばかりだったから、ゴーゴリが、まだ頭の中に残っていた。だから、今回は、Gogol, " Dead Souls "一冊だけを買って帰ろうとした。そして、その本を手にとって、下りエスカレーターのほうへ歩き始めた。

しかし、エスカレーターの付近で、一冊の本に呼び止められたような気がして、呼ばれたほうを見てみると、一冊の写真集が私に対して微笑んでいた😄。

Selfies---セルフィーズ--<スマホ時代のヌード表現>、blueprint。

まったく買うつもりのない本だったが、本から呼び止められたのだから仕方ない。やむを得まい。

書店とは、目的の本を買うために行くだけではない。

偶然出会ってしまうというセレンディピティを、私はとても大切にしている。

全く購入する気はなかったのだが、ラブコール❤️されたら、来るもの拒まず、というのは妄想哲学者の基本原理である。

購入して家路についた。

2、3日の間、セルフィーズはビニールカバーをつけたまま、そのままの状態にしておいたのだが、昨日、ビニールカバーを脱がせた。

ざっとページをめくっていく。

セルフィーズは、プロのカメラマンが撮った写真ではなく、基本的にすべて被写体本人よる「自撮り」🤳である。だから、普通の大人の絵本🖼️の絵とはだいぶ印象が違った。

こういうふうに人から見られたい、という想いで満たされている。本人が思う自分の一番美しいポーズ、アングル、表情で写真を撮る。コンセプトがいい。

何人かの女性の写真と、その写真の被写体本人の名前、年齢、職業、スリーサイズ、応募したきっかけ、撮影した感想が簡潔に記載されている。

いろいろ妄想が膨らむ。

なかなかエロくて、たいへんよろしい。

私に微笑んだ写真集はとても素敵な1冊であった。

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