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震度とマグニチュードとの違いを比喩的に。

 最近地震が多い印象がある。
 地震があると、今の地震の震度はいくつ?、と気になる。

 ニュース速報では、震源、震度、マグニチュードなどが流れる。
 震度は「揺れ」の度合いを表し、マグニチュードは「規模」を表す。
 中学校の理科で地震について学ぶので、震度・マグニチュードという言葉は多くの人が知っているし、違いも多くの人が理解していることだろう。

 ただ、初めて地震について学ぶ中学生だと、なんとなく違いは理解出来ても、自分の言葉で説明しようとすると難しいかもしれない。

 私が中学生のときに、理科の先生は次のように「震度」と「マグニチュード」との違いを説明してくださった。思い出したので、記しておきたい。


 お盆の上に「プリン」と「カステラ」を載せます。
 地面と水平に左右にお盆を揺らします。
 このとき、プリンもカステラも揺れますが、カステラよりも柔らかいプリンのほうが激しく揺れるでしょう。

 お盆を左右に揺らす力は、基本的にプリンにもカステラにも同じように加わっていますね。

 お盆を動かす力が「マグニチュード」で、プリンとカステラのそれぞれの揺れが「震度」に当たります。


 この説明は私にとって、とても明快な説明だった。そんなにたくさんの参考書を見ているわけではないけれど、これより分かりやすい、腑に落ちる説明って聞いたことがない。

 本質をついた比喩の力って大切だな、と改めて思う。
 頭による一応の理解と、腑に落ちる理解と。

 頭では理解できることでも、腑に落ちるような比喩で表現する方法を学んでいきたい。



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