見出し画像

短編 | 永遠のふたり

割引あり

「もしもし、優奈さんでしょうか?」

 金曜の夜、電話が鳴った。聞き覚えのある声だったが誰だか思い出せない。しかし、懐かしい。

「はい、優奈ですが、あの…」

「突然の電話をしてしまって。わたしはヒロキの母ですが」

「あぁ、ヒロキ君って、私が小さい頃によく遊んでくれたヒロキ君でしょうか?」

ここから先は

2,295字
この記事のみ ¥ 0〜
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

記事を読んで頂き、ありがとうございます。お気持ちにお応えられるように、つとめて参ります。今後ともよろしくお願いいたします