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記事の鮮度ってあるかもね。| 作品紹介

 これについて書こう!と思っても
すぐに書き始める時間がないときは
とりあえずタイトルだけ書いておく。
本文を書くのは後回しにする。

 タイトルだけ書いてある下書きを
しばらくして記事にするために
書き始めようとする。

だが、
「そんなに大したことじゃないな」
「そんなに声を大にして主張したいことでもないな」
「そういえば前にも同じようなことを書いたな」…なんていう気持ちで書いてしまうから、書き上げて投稿しても反応はいまいち悪い。

 まぁ、そりゃそうだよね。
 だって書いてる本人の気持ちがのっていないんだから、他の人にもそういう気持ちは字面を通して伝わるものなんだろうね。

 ちょっと長いものを書くときには、
1日の隙間時間だけでは作品記事のぜんぶは書ききれない。
 だから、日をまたいで書かざるを得ないわけだけど、やっぱり最初に「これ!書こう!」と思ったときほどの熱量が保たれていないと、気の抜けたものにしかならない。

 振り返ってみると、下書きに入れっぱなしにしておいて、加筆して投稿した記事ってあまり多くの人には読まれない。
ビューとかスキとかコメントとかいう数字の伸びからそう思うというよりも、皮膚感覚的なものなんだけどね。

 エッセイでも小説でも、私は「時事ネタ」の記事をほとんど書いていないから、1年後あるいは数年後に読んでも内容自体が古くなるはずはないのに、「熟成下書き」よりも「即席記事」のほうがはるかに多く他の人に読んでもらえる。

 練りに練った文章を否定するわけじゃないし、丁寧に時間をかけて作品を仕上げたいという気持ちもあるけと、少なくともnoteでは傾向として「単なる思いつき」のほうが読まれやすい。たぶんそれは、noteの中に「流れ」のようなものがあって、その流れにうまく乗った記事が読まれるからなんだろうね。

 この記事も今思ったことをつづったわけだけど、そうね、長編小説のような熟成下書きの記事も読まれるようになればいいな、とも思っている。そういう作品の場合、即席記事の場合とは違って、たぶん答え合わせはずっとあとになるんだろうけどね。



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