仕事の原理
仕事の原理。ふつうに言うお仕事のことではない。中学生で学ぶ「仕事」。
ヘッダーに掲げた絵のように、同じ重さのものを、同じ高さまで引き上げることを考える。
左側の女性は、斜面を使うため、距離は長くなるが、引っ張る力は少なくて済む。
その一方で、右側の女性は、直接垂直に持ち上げるため、距離は短くて済むが、大きな力で引き上げなくてはならない。
ということで、左右の女性の仕事は同じである。
以上は理科の話。次は普通の意味での「仕事」に、理科の「仕事の原理」は成り立つかどうか?
同じ量の仕事を、小さな力で長く持続することと、大きな力で一気に終わらせること。どちらが幸せなんだろう?
短期間に集中的に仕事をこなして、終わったらあとは何もしないという生き方。
長期間に渡って少しずつ長く仕事をし続けるという生き方。
若いうちに起業家として成功し、その後はあまり働かないで悠々自適の生活をおくる人生。
年をとるまで、コツコツと働き続ける人生。
悠々自適な生活っていいなぁ、と思っていたし今も思っているが、働く必要がなくなると、社会とのつながりはやはり希薄になっていく。定年退職して、仕事がなくなった後に、行き場所がなくなるという人も多いのではないだろうか?
渡辺淳一の「孤舟」(こしゅう)という小説を読んだが、「仕事」ってなんなんだろう?
記事を読んで頂き、ありがとうございます。お気持ちにお応えられるように、つとめて参ります。今後ともよろしくお願いいたします