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小説とエッセイの違いってなんだろう?

noteするようになって、小説っぽいものを書くようになった。
以前は小説とエッセイとは別物だと考えていたが、最近では両者の境界がわからなくなってきている。

pre-note時代のときはこんなふうに考えていた。
「エッセイ」とは、論文というほどの正確さは無いが、頭に思い浮かんだ事実をそのまま、ありのままに書いたもの。
「小説」とは、基本的にはフィクションで、実際には起こらなかったことを物語として書き表したもの。

しかし、現在ではちょっと異なる。

「小説」を書いているときも、まったく事実ではないものを書いているわけではない。実際に起こったことを、そのままではないにしても、過去に事実としてあったものをデフォルメして、盛ったり、差し引いたり、妄想で付け加えたりして書いている。

「エッセイ」を書いているときは、基本的に事実をベースにして書いてはいるが、多少ことばを選んだり、過去と現在の心象風景を織り混ぜている。

「小説」はフィクションベースで書き、「エッセイ」はファクトベースで書いてはいるが、書き進めていると、両者が歩み寄ってきているような気がしてくる。
それに加えて、「詩」と「小説」と「エッセイ」の区別も、よくわからなくなってきている今日この頃である。

区別なんて必要ないのかもしれないけれど、言葉として「エッセイ」「小説」「詩」があるのだから、何かしら明確な違いがあるのだろう。

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