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旬杯 | 俳句大会審査員賞


俳句審査員賞


Tバックという俗っぽく、どちらかと言えば詩性があまり感じられない言葉を、こうもまで俳句に昇華させた腕前には感嘆する。それ故の個性的な句となっていて、一読した段階で絶対に選に入れることを決心していた。

記事より引用

俳句大会には、沙々杯からずっと参加してきましたが、今回の旬杯では、初めて予選ラウンドに残っただけでなく、亀山賞次席という非常に高い評価をしていただきました。

選んでいただいた

灼熱の砂上を歩むTバック

という句は、今回投句した三句の中で、もっとも推敲に推敲を重ねた句であり、それが評価されたことが大変嬉しかったです。

この句は、旬杯の始まる頃に読んでいた、安部公房「砂の女」のイメージと、夏の海辺を歩く官能的な女性のイメージを何とか融合させた新しい風を俳句に吹き込みたいという私の想いを昇華させたものでした。

私が込めた想いを、すべて汲み取ってくださった亀田こうき様の賞は、たいへん光栄で、非常に嬉しく思います。


短歌審査員賞

沙々良まど夏様に選んでいただいた短歌は

気づかない
フリをしたのは
まだ君の
優しさだった
思い出の夏

きづかない|ふりをしたのは|まだきみの|やさしさだった|おもいでのなつ

パッと浮かんだのは黒歴史ですが
記事に埋め込まれたYouTubeを見ながら
浮かんだのは上手な女の子との恋。
告白するように誘導されていたのかも。

一気にあの夏へ飛べます。

記事より引用

そうなんです😊。この短歌は本当は「黒歴史」という解釈のほうが作ったときのイメージに近いです。

私のイメージはこんな感じ(↓)でした。

勢いで付き合いはじめた今の彼女。
しかし、男の心はもう彼女から離れつつあった。
すでに、別の女の子に心をひかれていたが、彼女に「別れたい」となかなか切り出せなかった。
彼女も、男の心がすでに「あの子」にうってつけいることを薄々感づいていたが、男が本当に愛する「あの子」へ黙って送り出してあげたい。悲しい決断だけど。愛するがゆえに。。。

作ったときのイメージ

 具体的に短歌の中に書き込まなかったのは、読む人によって、いろんな解釈が可能な短歌を作りたいという気持ちがあったからです。
 異なる解釈を両方感じとっていただけて、嬉しかったです。ありがとうございます。


旬杯に応募した作品(↓)


俳句・川柳

短歌



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