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詩 | もどれない道

今になっても
あなたのことを
折りに触れて
思い出す

分かりあって
別れ合って
サヨナラしたのに
未練を残しているのかしら

思い出の中のあなたは
いつもわたしに
微笑んでくれる
泣いてたほうが多いのにね

目の前から
あなたが消えてから
当たり前だった日常を
懐かしく思う

会えばケンカばかり
互いにグチを言うばかり
なのに思い出すのは
あなたの笑顔だけなんて

もうもどれない道を背にして
わたしは前を向いて生きていく
後ろ髪をひかれながら
時々あなたに呼び止められながら

思い出はきれい
あり得ないほどきれい
虚像でもいい
幻影でもいい
前を向く今のあたしを
少しでも支えてくれるならば

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