フランスで和食を作ることになったら 覚書1(食材編)
さて、和食が大好きというフランス家庭にいるので、和食を作る&教えています。
食材に関していくつか思うことがあったので次に作るあなたへ…
野菜について
料理するのに野菜は欠かせないけど、同じようなものがあるのに結構、質感が違うもの、ありました。
--------質感違いを感じた野菜---------
・きゅうり(concombre)
とにかく太い。ズッキーニくらい。種が目立つし、パキっと感は得られない。黒いきゅうりもあります。
・きゃべつ(chou)
葉が小さく、巻きが強い。見た目に対して容量が多い。いつもはきゃべつ1個使うから…とか思って準備すると多すぎる。全体に固く、火を通すとシャキシャキ感なし(火を通したブロッコリーの芯に似てる)。
・ねぎ(poireau)
太い。それから白い部分が少ない。1本使う料理の際は量に注意。火の通りが遅い。
--------質感が(ほぼ)同じな野菜---------
・にんじん(carotte)
・じゃがいも(pomme de terre)
・玉ねぎ(oinon)
・なす(aubergine):巨大
・いんげん(haricots):柔らかめ
・とまと(tomate)
・ピーマン(poivron)
・しょうが(gingembre)
・はくさい(chou chinois):小さめ などなど
--------普通のスーパーで売ってない野菜---------
・れんこん
・ごぼう
・にら
・大根
・ししとう
・ほうれん草
・しいたけ(きのこ類は全般的に違う)
お肉について
・鶏もも肉(cuisse poulet)
胸肉の方がよく使われるようで、もも肉は骨つきが一般的です。骨が取り除かれているものは売っていない場合あり。解体の仕方を覚えましょう。
・豚ひき肉(haché de porc)
ひき肉は肉屋があるところでしか手に入りません。(精肉コーナーがきちんとしてるスーパーは大丈夫)また、塩こしょうを含んだものしか買えない可能性あり。
お米について
フランスの普通のスーパーでもお米(日本米と記載)は売っているけど、私の感想は日本米と違う…なんか、香りが違う。それから水の吸水具合が違う。水が多くなってしまいがち(詳細は、下記の炊き方参照)。これはパッケージが全部フランス語で書かれた場合でした。”riz japonais”と検索して”riz sushi”とか出てくるのが怪しい方。
アジア食材のスーパーで売っているお米は日本米っていう感じでした。パッケージに日本語が書いてあって袋が和紙っぽい方。まあこっちの方が明らかに高いのでお米にケチケチするなよっていうことでしょう。
お米の炊き方について
個人的には鍋炊きが好きですが、この家にはライスクッカー(炊飯器)があります。もちろん、日本のとはタイプが違いました。調理時間は約20分。スピードコースとかそういうのじゃないから多分、何かが違う。
調理時間が短いからか、水の量は減らすとちょうど良い。普通、お米の量の1.2倍とかにするけど、1〜1.1倍がちょうどよかった。
ちなみに、お米を水に浸けておくとか、蒸らすとか、そういう概念を教えると面白がられました。
今日までに感じたことなので増えたら追記しようと思います。
次はフランスにおいての日本の食材について。
次回はこちら→覚書2
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