人間最大の悪徳

おはようございます。
心理カウンセラー 池田廉です。

本日は、「人間最大の悪徳」ということをテーマに、
記事を書いています。

人間の心理の特徴を掴みながら、哲学者パスカルの教えをもとに、
私なりの考察を交えながら、進めてまいります。

人間の真の価値や、義務とはどこにあるのか。
この問いに対する答えとして、

「正しく考えること」

とパスカルは説いています。

結論から先にお伝えしますと、
「死」を前提に、今やるべきことを考える、
ということが人間において大切だということです。

3部構成にて記事を作成しますので、
2部・3部では、
「他者に認められたい心」
「不幸を生み出すもの」
という記事を書きます。

今回の記事では、
「人間最大の悪徳」について説明していきます。


まず最初に、「人間最大の悪徳」について、このように考えられています。

・最大の悪徳は、自己愛である
・人間は真実を隠そうとする
・他人をだまし、自分までもだましてしまう

いかがでしょうか。
私たちの日常生活において、当てはまりそうな事柄ばかりです。

具体的に説明していきます。

ここでいう、「自己愛」とは、
自分だけを愛し、尊重することを意味しています。

自己愛が過度になると、同時に自我も強くなります。
自我の性質は、

・自分をすべての物事の中心にしようとする
・他人を従わせようとする

といったものです。

このような在り方は、心のバランスがとれていません。
視点や思考に歪みが生じ、苦しみへと繋がります。

また、真実を隠そうとするのは、
弱さであり、甘えであり、良くない逃げの姿勢であります。

何らかの形で、いずれは真実が明らかになることは明白にもかかわらず、
今を穏便にやり過ごすために、隠蔽してしまうのは、軽率です。

たとえ非難を浴びても、叱られても、恥じらいを感じても、
真実を尊重し、向き合う姿勢こそ美しい生き方といえます。

真実との向き合い方は、複雑なようにも見えますが、
答えはシンプルであり、誠実に向き合うことが肝要です。

そしてまた、他人をだまし、自分までもだましてしまう。
これも悪徳の一例として挙げられています。

現代社会において、自分をだましながら、偽りながら生きている
という人は少なくないのではないかと感じます。

SNSを開けば、きらびやかな生活をしている有名人や知人を見て、
妬みが生じ、本当に求めてもいないものを求めてしまってはいませんか?

会社や学校において、人に合わせることを意識しすぎるあまりに、
自分を押し殺す日々になってはいませんか?

自分の立場を危うくしないために、だれかをだましてしませんか?

このような問いかけをご自身にかけてみてください。
もしも心当たりがある場合には、悪徳だなと認識し、
行動改善に努めましょう。

これらの「人間最大の悪徳」を知り、改善するよう心がけることで、
善徳を積んでいけることでしょう。

徳を積むという言葉には、硬さや重みを感じがちですが、
自他ともに苦しむような思考や行動を取らないことと同義です。

自分にも相手にも良い影響を与えるように日々を生きる。
感謝できることに意識をむける。

これらを自然と生じさせることができるようになるために、
まずは、自分の弱点について、知ることからはじめていきましょう。

どんなことも小さな意識、行動から始まります。
共に成長していきましょう。

本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。


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