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2021年5月の記事一覧

地域包括ケアシステムとの付き合い方

HAMT読者の皆さま、ご購読ありがとうございます。「すぎやん」こと「鍼灸指圧 杉下治療院 サムズスペース」院長の杉下辰雄と申します。 みなさんは地域包括ケアシステムって聞いたことはありますか? 在宅鍼灸師という仕事は、地域の介護や医療に関わる人達との関わりがとても重要なお仕事ですよね? そのためには、まず自分の立場を知ることが大事です。 担当している患者さんを取り巻く状況がイメージできないと、どこへどんな連絡をしたらいいかもきっと分かりませんよね? 今回は、これから

鍼灸師が「社会的処方」を知っておきべき、ただひとつの理由

 今回は、「社会的処方」って鍼灸師にも絶対必要じゃね?というお話をしたいと思います。  結論から言うと、社会的処方を実践できれば、患者さんの「幸せ」や「健康」に直結する可能性があるからです。  では、なぜ「鍼灸師」がしっておきべきなのか?そもそも「社会的処方」とはなにか?ゆる〜く解説します。 社会的処方とは? ひとことでいうと、こころやからだの不調あるひとに対して「薬ではなく、ひととの繋がりを処方すること」を社会的処方といいます。 ある高齢男性のAさんがいました。ココ

体質傾向を確認しよう

養生担当 ”のぶ” こと千葉宣貴です。 今回からは養生に直接的な内容をお届けします。 購読者の皆さん宜しくお願い申し上げます。 はじめに以前の記事で書いたことですが、わたしたちは個々の体質や状況を把握してこそ適切な解決策を提案できます。 今回は各々の体質傾向を把握できるようになることが目的です。 ここでは問診や望診などのからだに触れずに得られる情報をまとめています。 自分自身、気になる患者さんはどの体質傾向に近いかを考えながら読んでいただけると嬉しいです。 *気血

【ご自愛WEEK】ストレスがどっちに出るタイプ?~"食欲〇〇"とご自愛~

こんにちは。ご自愛担当”こず”こと ふじさきこずえです。 『ご自愛』は読者の皆さんのご自愛のヒントに、そして患者さんへの生活アドバイスのヒントになるようなご自愛ポイントを中医学をベースにお伝えしていきます。 季節も年度も様々な環境も、何かと変化の大きい春。ゴールデンウイークも明けて"「五月病」が…"ともいわれる時期。今月の体調はいかがでしょうか。疲れが溜まっていませんか? 私の場合は、4月は状況の変化が大きく、よくも悪くもストレスが多いので、その後5月にかけて体も変化するな

緩和ケアという言葉の意味

みなさんどうも!HAMTマガジン緩和ケア担当のいなとらこと古田です。 ↓ マガジン購読はコチラから ↓ この連載では【鍼灸師が知っておきたい緩和ケアのこと】についてお伝えしています。 今回は「緩和ケア」という言葉の意味について深堀りしていきましょう。 では、早速みなさんに質問です! Q.緩和ケアの定義ってなんだと思いますか? みなさんどうでしょうか? このような答えになった方もいれば「あらためて訊かれるとわからない」となった方など様々でしょう。 安心してください♪

第6回 おしっこトラブルに対する鍼灸治療の現状 -間質性膀胱炎 編-

どうも、京都から あごげんがお送りします💡 前回は過活動膀胱に関して報告されている鍼治療の効果について診療ガイドラインを中心に解説しました。 今回はさらに、蓄尿症状の1つでもある 頻尿や強烈な痛みを呈する難治性疾患 「間質性膀胱炎」 に対する、鍼治療の報告を紹介したいと思います。 日常診療、在宅診療で遭遇することは少ないですが、診療ガイドラインのなかに鍼治療が収載されている数少ない分野でもあります。また、患者さんが自発的に鍼灸を求めて受領するケースもあり、是非ともH

【ゼロから始める中医学】色彩の変化をみろ!〜血の病理〜

こんにちは、中医学担当のどらごんこと大西竜之介です🐉 皆さんは血の病証があるかどうか考えるとき何を基準に判断しているだろうか? 「とにかく血虚の症状がいっぱいあるかどうか」 「血瘀は固定痛、刺痛とはじめに習ったからそれがあるかみる」 などだろうか? それもいいかも知れないが、今回皆さんに提案するのは血の色彩がどう変化するかに注目して考えてみるというものである。 この考え方が出来ればより血の病証を判別しやすくなるのではと思っている。 血の生理作用は全身を栄養し養う作用であ

初心者のための「腹診」・実技編

どーも。ゆーのすけです。 今回は切診のひとつ、「腹診」について書いていきます。 1つ目の記事にも書いたように 経絡治療とは とされています。 経絡の虚実を判断するために脈診が主な診察法として使われますが、腹診は脈診をサポートする大事な診察法になります。 ◆脈診と腹診の関係性と、腹診の意味腹診は体幹を見ている性質上、経絡というより臓腑をみている側面が強いと思われます。 臓腑経絡説を信じるのであれば、臓腑の状態は経絡にも表れますので、腹診でも経絡の状態を判断できると考

これで怖くない!!在宅におけるリスク管理 ~パワハラ・セクハラ対策~

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肩の治療は多角的な視点から考えよう。鍼灸師がMMTを使って実際に評価してみたらわかったこと。

ども、フィジカルアセスメント&運動療法担当のてっちゃんこと白石です。 ボクはこれまで"フィジカルアセスメント"と"運動療法"の記事を毎月2本投稿していたんですが、4月〜は月1本となったので交互に配信していきたいと思います。 今月は運動療法におけるMMTの実践について解説したいと思います。 みなさんはMMTと聞いて何を思い浮かべますか? 「現代貨幣理論のことでしょ?」と出てきたあなたは、逆に幅広く勉強していて凄いですw MMTとは、Manual Muscle Test