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ダウ週末105ドル高、週間では215ドル上昇

10日(木)のNYダウは
52ドル高の35,176ドル
と3日ぶりに上昇しました
この日発表された
7月の消費者物価指数の伸び(前年比)が市場予想を下回りました
また
週間の失業保険申請件数は市場予想を上回り
労働需給の逼迫が和らいでいるとの見方が広がりました
インフレは落ち着きつつあるとの見方から
FRB(連邦準備理事会)は利上げを停止するとの期待が高まり
株式が買われました
ダウは一時は前日比455ドル高(35,578ドル)まで上昇しました
ただ
その後実施された30年国債の入札が低調と受け止められ(※)
長期金利が上昇したことから
株式を売る動きが強まりダウは上げ幅を縮小しました
(※)財政悪化により国債増発を続けるとの懸念が背景にあります

11日(金)は
105ドル高の35,281ドル
と前日に続き上昇しました
この日発表された7月の生産者物価指数が市場予想を上回りました
前日発表された7月の消費者物価指数の伸び(前年比)が市場予想を下回ったことから
FRB(連邦準備理事会)は利上げを停止するとの観測が強いものの
金利は高水準を続けるとの見方が広がり
株式を売る動きが強まりました
S&P500指数は4ポイント安(4,464ポイント)
ナスダック総合株価指数は76ポイント安(13,644ポイント)と下落しました
ただ
医療、日用品関連など景気の影響が小さい銘柄が買われ
ダウを押し上げました
ダウは週間では215ドル(0.6%)上昇しました


外国為替市場では
1ドル=144円90銭台と
10日(木)東京市場の午後(144円近辺)に比べ円安ドル高が進みました

シカゴ日経平均先物は32,455円と
10日の東京市場の現物終値(32,473円)を僅かに下回って引けました

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