休むためのチャイ。北加賀屋のチャイ屋"Talk with _"では、世界に一つだけのチャイを作るワークショップを受けられる
造船場跡地で有名な大阪・北加賀屋にあるチャイ屋「Talk with _」。ギフト用チャイの製造工場とカフェを兼ねた当店舗では、アバター講師がリモートで指導をしてくれ、オリジナルのチャイを作るワークショップを受講することができる。
運営は一般社団法人ニモアルカモ。イチがあるならニもあるかも…。というのが名前の由来だという。実際に訪れ、ワークショップを体験してきた。
チャイで働き方の課題を解決する
Talk with_は、元々キャリアコンサルタントとして就労支援をしながら副業でカレーを出し続けていたニモアルカモさんが、「小さく働ける場所がない」ことに課題を感じて立ち上げたチャイ屋だ。
いま日本の働き方は二極化していて、働くか、働かないかの二極しかない。それなのに働くことのハードル自体は上がっている。自分の周りにも多いが、体調にムラがあったり休職・離職中で負荷の高い仕事はできないという人もいる。時給1000円のアルバイトをこなすというのは体力もいるし、アルバイトとはいえなかなかの業務負荷だ。初任給が上がらないのに最低賃金が上がっているということは、アルバイトの業務は正社員の業務に少しずつ近づいているということ…?
そういった発想で生まれた「Talk with _」では、時給ではなく出来高によって報酬を支払うことで仕事のペースを自分で調整できる働き方や、いつ働きに来てもいいシフトフリー制を導入するなど、既存のルールを壊す働き方を取り入れている。
チャイは自由なスパイスミルクティーだ
「チャイ」と聞くとインド発祥のスパイスミルクティーが有名だが、元々チャイは「お茶」という意味しかなく、実際そこに決まりはない。最近ではインドでも若年層を中心に、新しい取り組みのニューウェーブ系のチャイが生まれているという。
自由に発想し「フレーバーミルクティーは全てチャイ」と捉えれば、スパイスとの組み合わせで無限に新たなチャイを作り出すことができる。
いただいたサポートは全てカレーの材料費と東京マサラ部の運営資金となります。スキやSNSでのシェアもお願いします。 インド料理やカレーの本を出したいです。企画案がたくさんあるので、出版関係の方、ぜひご連絡ください。