よみあげちゃんねる(枯野)@アカウント再編中

某旧帝国大学大学院博士課程後期の大学院生「からの」と申します。 【専門】文系の研究 …

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某旧帝国大学大学院博士課程後期の大学院生「からの」と申します。 【専門】文系の研究 【活動】YouTubeやnoteサークルで読書会「枯野屋塾」を開催しております。 芯綴渡企画様のnoteで執筆を担当。https://note.com/shinteitokikaku

マガジン

  • 研究日誌

    このマガジンは旧帝国大学大学院文学研究科博士課程後期に在籍する大学院生枯野屋の研究日誌です。文学系の研究者として「仕事」の様子を公開していきます。ただし、特定されることがないようにその手の情報開示は可能な限り避けます。事務的に書いているため基本的にドライな内容です。毎日更新しておりますので頻繁に目に付くと思われますが、このマガジンはダイエット日誌あるいは筋トレ日記と同じジャンルと思ってください。

  • 枯野屋塾舎

    筆者はとある旧帝国大学の博士課程後期の大学院生です。 こちらのマガジンでは起居録とは別に読書会に関する記事や、筆者の学術に関する関心事についての記事を掲載して参ります。 本業の研究が忙しいので更新頻度はそれほど多くはありません。

  • 枯野屋塾雜誌『枯門國學』:Common Kokugaku

    【活動】 江戸時代の国学者本居宣長から数えて10世代の直系門弟である枯野屋塾の公式雑誌として(身バレ覚悟で)より専門性の高い内容を投稿して参ります。 報酬は発生しませんが、塾生や有志の方々からの寄稿も受け付けます。 字数制限なし。PDF形式で掲載(筆名を推奨)。 寄稿された論文等は2回の校正を経て雑誌に掲載されます。 【利点】 上述の過程で旧帝大大学院生博士課程後期の枯野屋の指導を無料で受けることができます。 執筆者には寄稿のお礼として無料で雑誌をお届けいたします(海外発送不可:電子版でお送りいたします。)。 【内容】 論文・レジュメ・レポートなど(学生等の盗用は厳禁とします。法的措置を取ります)。 【同人誌として頒布します】 8本の寄稿数を満たした場合、同人誌の形で製本も致します。頒布を希望される方はご連絡ください。 【著作権についてのポリシー】 著作権は執筆者に帰属いたします。

最近の記事

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はじめに

からの屋と申します。とある旧帝国大学の大学院文学研究科博士課程後期に在籍する大学院生です。日本文学と日本思想史という分野を専門としております。noteではオンライン読書会をメインに活動しております。芯綴渡企画様のnoteで執筆を担当しています。私の記事を読みたい方はリンク先を参照してください。 https://note.com/shinteitokikaku オンライン読書会を外部に開く理由とそのポリシー皆様に知っていただきたいことがございます。 わたしが大学で幹事を務め

    • アカウント再編にともない、過去の記事をいくつかを除いて複数削除いたしました。

      • Twitterのアカウントをちょっと模様替えしました。

        • なぜ現代人はニュースを見て「怒る」のか:フェイクニュース=セクト・コミュニケーションとポピュリズムの現代

          現代ではコミュニケーションの手段が多様化して誰でも全世界に情報発信ができる時代になった。国民のセクト化をねらうフェイクニュースも無数に生み出される。それは国民国家を単位とする民主主義を崩壊させる熱量を持った爆弾である。 ファシズムとマス・コミ 丸山眞男が『超国家主義の論理と心理』(岩波文庫)で言うには、ファシズムは国民をマス化して均質化しこれを飼い慣らす方策で反ユダヤ主義・反資本主義・反共産主義の言説だけを煽り立て、その枠に入らない者を戦前戦中の日本でいう「非国民」として排

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        • 研究日誌
          6本
        • 枯野屋塾舎
          13本
        • 枯野屋塾雜誌『枯門國學』:Common Kokugaku
          2本

        記事

          【指読書】高さにして約3m以上の文献を読みとおした旧帝大博士課程大学院生(研究者)の読書術:紙書籍の「しおり」は下からはみ出るように挟む

          My読書術を公開します。以下記すところの読書術を「指読書」と名付けることにします。 (1)書籍の選定趣味の読書でない研究者の仕事としての読書(文献調査)は系統的に行うべきであって、散漫な読書はほとんどの場合身につかず無駄である。 そこで書籍の選定は読書術の大きな要素となる。 まず、分野についての見通しを立てる必要があり、まず手に取るべきは(もしも存在するならば)概説書である。次に分野ごとの事典(いわゆる「ことてん」)。次に「講座もの」である。 ①概説書 ②事典 ③講座もの

          【指読書】高さにして約3m以上の文献を読みとおした旧帝大博士課程大学院生(研究者)の読書術:紙書籍の「しおり」は下からはみ出るように挟む

          旧帝大の博士課程の学生が論文をノートにまとめる際の書式を公開します。

          ローテーション論文のノートの書式(1)書誌情報 ・著者「論文名」(編集者『所収文献名』出版社、発行年月日、所収論文) (2)対象 ・文献、人物、思想、現象、先行研究など……を対象として、 (3)分析方法 ・分析、比較、批判、再検討など……によって、 (4)主張・指摘 ・筆者は~であると論じている。/~と指摘している。 (5)覚えるべきこと ・同論文の中で筆者が~と言及/指摘していることは特記すべきである。 (6)キーワード ・キーワードを列挙 (7:オプション)関

          旧帝大の博士課程の学生が論文をノートにまとめる際の書式を公開します。

          『枯門國學』講読資料その1:伴信友校訂本『日本書紀』連載第1回目

          講読資料 伴信友校訂『六国史』(佚存書房、明治十六年八月)所収『日本書紀』 【凡例】一、底本は伴信友校訂『六国史』(佚存書房、明治十六年八月)所収『日本書紀』とする。以下これを伴信友校訂本『日本書紀』あるいは底本と呼ぶ。 二、表記は原資料の表記に従ったが、表示できない文字については改めた箇所もある。 三、底本に従って漢字かな交じりで訓下し文を作成した。信友の訓については原則的にこれを改めず、カナで表記した。複数の訓があるときは右側に掲出されたものを採用する。 四、割注は亀甲

          『枯門國學』講読資料その1:伴信友校訂本『日本書紀』連載第1回目

          くずし字読書会春休み講座第一回(後半部)

          https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2606706 くずし字読書会令和三年春休み講座の第一回です。 第一回は前半部と後半部に分けて、 『古事記傳』一之巻「古記典等総論」を読み進めていきます。 この動画では後半部を扱います。 講読資料:本居宣長『古事記傳』一之巻 参考図書:笠間影印叢刊刊行会編『字典かな―出典明記―改訂版』笠間書院、昭和47年3月20日 http://shop.kasamashoin.jp/bd/isbn/978430

          くずし字読書会春休み講座第一回(後半部)

          くずし字読書会春休み講座第一回(前半部)

          https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2606706 くずし字読書会令和三年春休み講座の第一回です。 第一回は前半部と後半部に分けて、 『古事記傳』一之巻「古記典等総論」を読み進めていきます。 この動画は前半部を扱います。 講読資料:本居宣長『古事記傳』一之巻 参考図書:笠間影印叢刊刊行会編『字典かな―出典明記―改訂版』笠間書院、昭和47年3月20日 http://shop.kasamashoin.jp/bd/isbn/97843050

          くずし字読書会春休み講座第一回(前半部)

          文献学と思想史学に関する文献リスト

          某所の勉強会宛てに回したメールをこちらにも転載しておきます。 勉強会の具体的な情報については伏せますが、これを敢えて公開する理由は、少しでも多くの方に文献学と日本思想史学の関係にお気づきいただけるかと思うからです。 それだけ高精度の文献リストであると確信しております。 特定されないように配慮の上、公開させていただきます。 この某勉強会の課題図書は竹村英二『江戸後期儒者のフィロロギーー原典批判の諸相とその国際比較ー』思文閣出版、2016です。 https://www.sh

          文献学と思想史学に関する文献リスト

          「ローテーションで読み進めている講座もの」のリスト(R3.4.8更新)

          日誌にほぼ毎日登場する「ローテーションで読み進めている講座もの」に関して枯野がどのようなものを読んでいるのか公開したいと思います。 ローテーション論文リスト ①宇野精一、中村元、玉城康四郎『講座東洋思想 』東京学出版会 ②H・I・マルー、上智大学中世思想研究所『キリスト教史』講談社 ③大野晋、柴田武『岩波講座 日本語』岩波書店 ④久保田淳、栗坪良樹、野山嘉正、日野龍夫、藤井貞和『岩波講座 日本文学史 』岩波書店 ⑤浅尾直弘、網野善彦、石井進、鹿野政直、早川庄八、安丸良夫『岩

          「ローテーションで読み進めている講座もの」のリスト(R3.4.8更新)

          枯野屋塾雜誌『枯門國學』創刊

          『枯門國學』(こもんこくがく:Common Kokugaku)は特定の分野や学籍の有無にとらわれない、「学び」を形にしたい人々のための日本学の総合学術誌です。noteとオンラインを活動拠点にしますが、紙媒体での同人出版を目指しております。 【『枯門國學』の活動概要】 江戸時代の国学者本居宣長から数えて10世代の直系門弟である枯野屋塾の公式同人雑誌として、読書会活動とはまた別に(身バレ覚悟で)より専門性の高い内容を投稿して参ります。寄稿も受け付けます。 【対象】この雑誌で

          2020年代は歴史修正主義の時代である

          残念ながら2020年代は歴史修正主義の時代です。 アメリカではBLM運動で数々の銅像やモニュメントが破壊されました。 このようなヴァンダリズムによって負の歴史を記憶しない=抹消するという風潮は、被害者への「配慮」とは程遠い歴史修正主義そのものです。 奴隷制や黒人差別、性差別、ホロコーストの記憶を消そうとする動き、慰安婦像を撤去しようとする動き、旭日旗のイメージを消し日本海を東海に変更しようとする動き。 これらは立場は異なれど、みな同じ歴史修正主義にほかなりません。

          2020年代は歴史修正主義の時代である

          くずし字読書会2021春休み講座オリエンテーション

          くずし字読書会令和三年春休み講座のオリエンテーション動画です。 講読資料:本居宣長『古事記傳』一之巻 参考図書:笠間影印叢刊刊行会編『字典かな―出典明記―改訂版』笠間書院、昭和47年3月20日 【注意】 声・滑舌は良くないですのであしからず。 話し方がキモいですがご容赦ください。

          くずし字読書会2021春休み講座オリエンテーション

          芯綴渡企画様に寄稿した記事のアーカイブ

          お世話になっております。枯野屋です。 芯綴渡企画様に寄稿した拙稿のアーカイブを随時更新していきます。 リンク先の記事にスキ、オススメをして頂ければ執筆者の励みになりますのでよろしくお願いいたします。 質問・ご意見などございましたら遠慮なくこのアーカイブのコメントにてお声がけください。メールでも結構です。 お時間はいただきますが、一生懸命に考えて必ずお返事差し上げます。 2021年2月 1「日本思想史への扉」 2「日本の宗教の起源と新宗教「仏教」との出会い」 3「神道が

          芯綴渡企画様に寄稿した記事のアーカイブ

          ジビエを現代思想として考えてみた:闘病生活13日め:日誌(令和二年十二月十五日)1218日目

          概要:総合得点5(可判定※体調不良)。重症。記録開始から1218日目 4:18に起床。睡眠の質は良質。 日目標は「休養」とする。ただし演習のコメンテーターの準備をしなくてはならない。 今日は重症だった。ひどいふらつきがあるので座ることが難しく、今日は一日中寝込んでいた。 能動的な知的欲求が高まってきたのは休養の効果といえるが、まだ実行に移すタイミングではない。現状ではすこしでも能動的に研究しようとすると身体が耐えられないはずである。 なるべく早めに頭をリセットして博士

          ジビエを現代思想として考えてみた:闘病生活13日め:日誌(令和二年十二月十五日)1218日目