言われ続けたこと、跳ねのけ続けたこと。
460回目です。φです。
今日はリベンジを果たしました。図書館行ってきました(笑)
どの本から読もうかな、と思うとワクワク。そのときの気分で読むものを決めるけれど、そのときですら他の本にそそられる。まぁ同時進行で本を読むほどの器用さを私は持っていないので、1冊ずつ読んでいますが。
趣味に関する読書を控えて試験の勉強しようか、と思ったことがあったのですが、改めてその職種について調べてみるとどう頑張っても避けられなさそうな電話対応がありまして…これは諦めるしかない。次行こー!
そんなことがあって、今度は自分の「今後につながりそうなこと」の読書に明け暮れることになりそうです。まぁつながらないかもしれないけれど、つながると思えば何でもつながるものです。
色々なことって、実はつながっていることが多いと私は思っています。私は2歳くらいからピアノをやっていますが、おかげで幅広い種類の音を聴き分けられるし、地味に役立ちます。音程の高低で判断できることって意外にあるものですよ(笑)
乗馬のおかげで、体幹の使い方は身に付いた。ピラティスを学ぶ時も、居合道を学ぶ時も役に立ったものです。落ちたら終わりだからね!そこまで終わりでもないときもあるけど。
日常でも地味に必要なものが、ただの「楽しいこと」によって身についていく。なぜか忘れないし。それって必要な学びだった、ともいえる。無駄なことってないものです。当時はただの「楽しいこと」でも、つながって今でも役に立つ。私はそう思うなぁ。
さて、今やっていることが無意味に感じて悔しい、とかそういった感情を持っている人はいるかもしれない。しかしながら、それが無駄だと思うのは現在だからかもしれない。いつかの自分が見たら、「あのときの時間が今役に立っている」と評価することになるかもしれないのです。
…とは言っても、苦痛で苦痛で仕方がないことはスッパリと止めても良いと思う。それが原因で、未来が潰れてしまうのはもったいない。判断が難しいけれども。
今日は私が本を読んでいて、言われ続けたことについて書いていこうと思います。本を読んでいて、ふと思い出したこと。もう跳ね返す力はついたけど、昔は色々思うことがあったよね、っていうこと。
あなたは読書家ですか?
…そもそもnoteを読んでいる時点で、活字にアレルギーを持っているとは思えませんが。noteにも音声や動画、写真を投稿する方がいらっしゃるから、ひとくくりにはできませんが(笑)
まぁいいや。私は読書家です。多分。本を読むのが好きだから、多分読書家。すっごく考察して、好きな作家さんがいて、この本に関しては暗記したとかでもないけど。鞄の中には必ず1冊の本を入れて、空き時間があったら本を開いて、本とコーヒー・紅茶があれば数時間は余裕で過ごせますよ、って私です。読書家としてとりあえず扱っておきます。
そんな私ですが、小さい頃から言われ続けた言葉があります。母親にですね。本に関して一番言われた記憶がある言葉、とも言っても過言ではない。
「本ばっかり読んでいると頭でっかちになる。頭悪くなる。性格悪くなる。」
です。頭でっかちって通じますか?私は何となくこの言葉は方言だと思っていたのですが、標準語でした(笑)
意味としては、「知識や理論が先走って行動が伴わないこと。また、そういう人やそのさま。」とのこと。goo国語辞典より。
机上の空論ばっかりの人になる、ということでしょうね。おそらく、ですが。
なぜ彼女がそう言ったかと言うと、この言葉の枕詞には「父親のように」が来るわけです。
「父親のように本ばっかり読んでいると、頭でっかちになる。頭悪くなる。性格悪くなる。」というのが最初から最後までの、私が言われ続けている言葉です。
これをまぁ物心ついた頃から言われ続けていまして、今でも時折耳にします。私に対して言うのはやめた…のか遠回しに言うようになったのか、私自身が謎の見えないバリアを張って跳ねのけているのかは不明です(笑)
なんというか、ずっと嫌でしたね。この言葉。私が好きな本をそんな風に言うのも嫌だし、そうやって決めつけられるのも嫌でした。父親に似ていると遠回しにでも言われているのも嫌でした。私は私なのです。誰のコピーでもない。…そんな頑固さは昔からのようですね私。
この言葉を言われ続けながら、今でも本を愛して読み続けているのは(一時期離れたけど)、「好きな本を買いなさい」と言い続けて買い続けてくれた方がいたから、だと私は思う。彼女無しに、今の私はなかっただろうなぁ。
彼女もまた読書家で、非常に勤勉な方でした。芸術が好きで、美術館に行って、彼女を好ましいと思っていない親族からは「こだわりが強すぎて扱いにくい」と言われてました。私はその芯の強さが好きだったなぁ。こだわりの強さに共感したのかな。私の当時の感情を私はそこまで覚えていませんが。
近年心理学が様々な発見をする中、母親と同性の子ども間で起こりやすい問題については多くのことが発見されています。なぜ大人になって溝が生まれるのか、依存関係が起こりやすいのか、などなど。
少しだけ書きますが、母親が子どもの前で父親の悪口を言う…現代風に言うと「ディスる」と、子どもは父親が嫌いになります。まぁ当然って感じはしますが。もしかしたら、このnoteを読んでいる方も何かしらのことを思い出すかもしれませんね。
で、子どもの頃は「どうしてそんなこと言うの?」とか思っていたのですが、はっきりと自分と母親との価値観の違いが分かったのは、「図書館戦争」を映画で観た後。私が借りたDVDで観ているとき、母親は自身の酷評を伝えてきました。つまらないよ、と。
「へぇ」くらいに流して、観終わって分かった。多分、本への価値観がほぼ正反対で、それはきっと話し合ってもどうしても埋まらないだろうなぁ、って思いました。…話し合うこともないでしょうけれど。面倒くさそうだし(笑)
何かしらの価値観がずれていると思ったとき、自分の価値観が非常に共感する映画を一緒に観るか観てもらって、感想を聞くのも相手を知るのにちょうどいいかもしれない。知りたいと思わなくても、価値観がどうなっているかで判断するためにはね。
小さなことでも、価値観の違いって色々なところに影響しているものです。私はそれを痛感します。…とは言っても、痛みは分かりませんが(笑)
もし本好きで、それへの批判が苦しいと思うなら。それは誰かの価値観からの言葉で、正しいとは限らない、ということを知ってほしいな。と私は思います。本から学ぶことってたくさんありますよ。本からしか学べない、誰かの経験だってあるのですから。
そうは言いつつ、私は本からろくでもないことを学んだりもします。私の本棚の奥深くには、世界の拷問の歴史について書いた本もあるし。R18Gな歴史の本だってある。発見されたくはない本たちです(笑)
人の残酷性を知って、それが自分にもあるんだ、と思うためにも、そういった歴史を私は学びます。まぁ不純な動機もあるけどさ。「うっわ人間最低じゃなーい!」とか思うことも必要なわけです。私の性格もなかなかに底辺ですが。理解って大事。
最後の最後で自分のろくでもない本性を晒してしまいましたが、親から言われることが正しいとは限らない。自分の好きなことはずっと好きでいてくださいね。それは伝えたいな、と思います。
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