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起業3年間の種まき行動

第123号(2023年9月6日)
たいわやの中村さん(対話と人材育成の専門家)から、バトンを受けとりました、現役薬剤師キャリアカウンセラー・自己理解教育家の伊藤由香里(いとちゃん)です。

3年間を振り返る 私の種まき行動

バウンダリーレス(境界のない)キャリア形成が注目されていますが
何を意識してキャリア形成していますか?

子どもたちを優先にしてきた私のキャリア

私は子供たちや家族のことを優先にこれまでキャリア形成をしてきました。
産休明け大学講師の席が用意されていた私の最大のチャンスも、夫の転勤と共に諦めざるを得なく、その後専業主婦7年間を過ごしました。
自分の意思で決めたことです。
かなり遠回りをしている人生ではありますが、我が娘たちは小6と中3になり、次女の中学受験がやっと今年で終わります。
毎日の塾の送迎やお弁当作りももうすぐ終わり。
送迎等の時間を気にせず、自由に働けるようになります!

この日を待ちわびながら、今できることは最大限に、そして今の私にとって働きやすい方法で私のミッションに向けて一つひとつ積み重ねようと3年前に起業し、私なりのキャリア形成をしてきました。

起業3年間を振り返る

起業した年は、日経xwomanを通してメディアでの活動をしたり、行政(品川区)のキャリアセミナーでテレビ取材をしていただいたり、少しづつ自分の枠を広げてきました。私の得意分野である自己理解支援では、キャリアコンサルタントのための専門支援や、マネジメント職や経営者の支援を主にしておりました。

2年目は日経xwomanのラジオパーソナリティ(Voicy)のご縁もいただき、キャリアと心と健康のテーマで自己理解教育家としての私の観点からさまざまお届けしてきました。2年目以降は、自己理解支援においても薬学業界での支援が増え、私と同じ薬剤師の方々が私を見つけて下さったりと、キャリア支援の幅も自分の業界で少しずつ広がっております。

研究プロジェクトリーダーとしての挑戦

さて、3年目の今、実は私は「キャリア研究プロジェクト」という大きな挑戦をしております。
複数の大学の教授陣とチームを組み、昨年、研究研修プロジェクトを立ち上げ、私はプロジェクトリーダーとして絶賛活動中です。この研究の重要性を大手企業様にも賛同いただきをいただき、薬剤師業界で初の試みをしています。
ちょうど先月、1年かけて作りあげた研究研修プロジェクトの第一弾としての研修を大手企業で実施させていただき、500名以上の薬剤師が参加してくださいました。薬剤師が普段受けている研修とはまるで違う、毛色の異なる研修で戸惑う薬剤師の方もいらっしゃったことでしょう、ですがその反応は非常に高く、やはり薬剤師のポテンシャルはまだまだこんなものではないという希望が持てました。この後もまだまだ続き、論文も書いていきます。

そしてアカデミアでは、教員に向けての支援や学会発表の挑戦もしているところです。
「教員のためのマインドセット研修」として薬学部の教授陣(総勢50名以上のFD研修)に対して行ったり、先月は日本薬学教育学会大会(@熊本)でシンポジストとしての発表もしてきました(くまモンが会場にきていました)。演題は「対人関係を担う医療人養成に不可欠な自己他者理解と薬学教員のマインドセット」。
この業界では毛色の異なる発表だったと思いますが、他大学の先生たちから非常に励みになるお言葉をいただきました。

第8回日本薬学教育学会大会にて

薬剤師不要説などが世の中では時々言われますが、新しい価値を見出していく薬剤師のマインドセット支援、人財育成、組織開発、これが今後の私の目標です。

来年から私の新しいキャリアをスタートさせたいと思っています。
これまでいろいろな活動を通してまいてきた種を、そろそろ実らせていかなければなりません。貴重なご縁や出会いはまさにプランハップンスタンスセオリーなのですが、私を心から応援してくれる仲間・同志に、心から感謝と愛をこめて、これまで個人の立場だったためにできなかった活動や教育支援を、より大きなフィールドでやっていきたいと思います。


いとちゃんの挑戦はまだまだ続きます^^

来週は、九州小倉の長谷川治さんです!



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