騒音調査用アプリ(for Win10)を開発しました 大家さん・管理会社 必見! 録音・測定計測・記録が同時にできる!
概要
自身が保有するアパートで、騒音迷惑行為が発生中。
アパート内の迷惑入居者の対応を進める実体験の中で得たノウハウを生かして、騒音調査専用のアプリを開発しました。
同じ大家さんや管理会社の方で、騒音迷惑行為に悩んでいる方の助けになれば嬉しい限りです。
本当は専用機器に組み込んで、専用の騒音計にするつもりなのですが、物価高騰や米中経済戦争の影響により、必要機材や部品が入手できず、ひとまず、Windows用アプリケーションとしてのリリースです。
従来の騒音調査の課題を解決し、非常に安価に、ご自身で騒音調査を行えるアプリです。
多少のWindowsパソコンの操作や知識は必要です。
アプリの特徴
Windowsパソコンだけで騒音調査が可能です
やることはアプリの起動だけ
記録した情報は『wavファイル(生音源)』『mp4ファイル(音圧レベル、日時、生音源)』『csvファイル(音圧レベル、日時)』の形で自動的に測定計測・記録・アーカイブされます
アプリを起動すると、自動的に集音し測定計測・録音を始めます
一定時間単位で、音源の録音とその録音に同期する形で、『騒音レベル(音圧レベル[デシベル])』『日時』を時系列に記録します
録音時間(秒)、入力インターフェイスデバイス番号、入力バッファーサイズなど記録に必要な各種パラメーターはテキストの設定ファイルにより設定可能です
動作環境
Windows 10 Pro 64bit OSで動作確認を行っています
上記以上のバージョン(Windows 11)でもおそらく動作はしますが、動作は未確認です
推奨スペックは、CPU Corei7以上、メモリー 8GB以上、ストレージ容量 512GB以上 ストレージタイプ SSD(HDDの場合、ファイル生成時の処理速度が落ちてしまい、正常に動作しないことがあります)、マイク入力必須
Windows上で動作する画面を持たないCLIアプリ(黒いMS-DOSプロンプト上で動作)
騒音調査における問題点
騒音調査における問題点は、以下に示す記事でも記載していますので、ご一読いただけますと幸いです。
実際にアパートの騒音迷惑行為者の対応を行った経験を踏まえた集合住宅における騒音調査及び調査記録実態の問題点は以下のとおり。
騒音調査では、騒音計の設置と設置した騒音計をチェックする調査員が常に現場に張り付いて対応するため、長期間の調査では人件費が一番のコストになる(実体験で2時間の調査で18万円かかってます)
騒音レベル(音圧レベル)とその時の音源を同時に記録するシステム、商品がない
騒音調査と言っても、音源に関しては現地に張り付いた調査員の主観による記録のみとなるため、調査員が虚偽の報告をする事ができる
騒音計による調査だけでは、完全に客観的な記録にはならない(音圧レベルは記録できるが、同時に音源の記録はされないため)
騒音調査専用の騒音計自体は大変高価(数千円から数十万まで色々)
Sound Recorder for Windowsで解決できる問題
Windows10が搭載されたパソコンで動作するアプリなので専用の騒音計を購入する必要がない
アプリが出力するファイル群だけで、完全に客観的な測定計測・記録・録音が行える
以下が測定計測・記録・録音される情報
騒音レベル(音圧レベル)
音源
発生日時
騒音調査場所でパソコンを起動し、アプリを立ち上げれば自動的に測定計測・記録・録音されるため、人員が張り付く必要がない
調査場所に設置したパソコンがインターネットに接続できれば、遠隔操作アプリなどを使い、リモートからもパソコンの操作が可能となり、データの回収作業もインターネット経由で実施可能となる(現地にいちいち行かなくて良い)
注意点など
Sound Recorder for Windowsは屋内にパソコンを設置して利用することを想定しています
パソコンのスペックによっては音声と音圧レベル記録にズレが生じることがあります
パソコンにマイク入力が備わっており、音声情報が入力できることが前提となります
きちんと集音を行うためには、パソコンの設置方法など、細かい点に留意する必要があります
記録される情報のサイズが大きいため、パソコンのストレージには十分な空き容量が必要です(推奨512GB)