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クアドラのテクニカルチームのお仕事とは?

今回はピラミッドフィルム クアドラ(以下:クアドラ)のテクニカルチームについてお話しします。


ピラミッドフィルム クアドラとは

クアドラは、幅広い領域に対応可能なアイデアを、テクノロジーを活用し形にするお手伝いをしています。
現在は、5つの専門チームに分かれて業務を行っています。
クアドラの会社紹介については、「ピラミッドフィルム クアドラってどんな会社?」の記事をご覧ください。

クアドラのテクニカルチームとは

クアドラには、営業・制作進行、企画、デザイン、実装、バックオフィスという、役割ごとに分けられた専門チームが5つあります。その中で、実装にまつわること全般を担うのがテクニカルチームです。

テクニカルチームは、フロントエンド / バックエンド問わず、最適なテクニカルソリューションを提供する開発チームです。具体的には、プロモーションサイト・コーポレートサイト・ECサイトなどのコーディングやバックエンドのシステム開発、AR / VRや体験装置のソフトウェア・スマートフォンアプリなどの開発などを行います。

また、提案時におけるフィジビリティのチェックを含めた、進化するデジタルクリエイティブに対応したテクニカルディレクション機能も持っています。そのためクリエイティブの最終的なクオリティを担保する役割が求められています。

そうした幅広い分野に対応するため、テクニカルチームには様々な職種・役割があります。それぞれを簡単に説明します。

職種別

職種は大きく3つに分かれています。

  • フロントエンジニア
    プロモーションサイト・コーポレートサイト・ECサイトなどのコーディングやデバッグを行います。また、フロントエンドの技術を用いた体験装置の開発に携わることもあります。

  • バックエンドエンジニア
    プロモーションサイト・コーポレートサイト・ECサイトなどのバックエンドのシステム開発を行います。2023年7月現在、クアドラにはバックエンド専門のエンジニアはおらず、フロントエンジニアと兼任することが多いです。

  • インタラクションエンジニア
    AR / VRや体験装置のソフトウェア・スマートフォンアプリなどの開発を行います。

役割(レイヤー)別

役割は大きく4つに分かれており、役割ごとに求められる行動が異なります。

  • テクニカルディレクター
    案件における技術面の責任者です。
    案件初期からプロデューサー、プロジェクトマネージャーとやり取りを行い、受注前はプランナー、デザイナーと共に提案作業と要件定義を行います。案件受注後は実装チームのリーダーとして実装を主導し、全体設計、スケジュール管理および品質管理が業務の中心となります。

  • シニアエンジニア
    プロジェクトにおいて、メインのエンジニアとして実装を担当します。プロジェクトにサブのエンジニアが入る場合はサブのエンジニアへの指導を行います。
    テクニカルディレクターが全体のディレクションを行いますが、案件の中盤以降では案件の実装を主導していくことが求められます。

  • エンジニア
    難易度がそれほど高くないプロジェクトでは実装をひとりで担当しますが、難易度が高いプロジェクトではテクニカルディレクターもしくはシニアエンジニアのもとで、サブのエンジニアとして実装を担当します。
    必要に応じてミーティングに参加するなど、プロジェクトマネージャーやデザイナーと直接やり取りを行います。

  • アシスタントエンジニア
    エンジニア、シニアエンジニアの指示の下で作業を行います。
    他チームとのやり取りは基本的に行いません。

仕事の大まかな流れ

職種や役割、プロジェクトの性質によって変動しますが、クアドラでの仕事の大まかな流れを紹介します。テクニカルチームが携わる案件は、社内でワンストップで行う案件が多いため、様々なチームのメンバーとコミュニケーションを密に取りながら仕事を進めていくことが多いです。

  1. オリエン
    プロジェクトの概要やコンテンツの目的などを共有します。

  2. アサイン
    プロジェクトチームを結成します。

  3. 企画
    プランナーが中心となって企画を行います。テクノロジー色の強い企画の場合、企画初期段階からエンジニアの意見を求められます。

  4. クリエイティブの検討
    企業・商品分析及び企画方針から訴求方法を具体化します。UX、UI、演出方針、技術選定などを行います。

  5. 提案
    クライアントに提案します。

  6. デザイン
    デザイナーがグラフィックを作成します。UX、UI、演出に関してはエンジニアとデザイナーが連携して進めます。

  7. 実装
    エンジニアが実装を行います。実装とデザインを相互に調整しながらブラッシュアップしていきます。

  8. チームプレビュー
    チーム全員が率直な意見を交わしながら更にブラッシュアップをかけます。多様な視点で評価する大事なステップです。

  9. クライアントプレビュー
    クライアントに提出します。
    ※代理店からのお仕事の場合は代理店プレビューの後クライアントプレビューになります。

  10. フィードバック対応
    クライアントプレビューで頂いたご意見を元にブラッシュアップをかけます。

  11. 納品・公開

以上が大まかな流れです。テクニカルディレクターは①から携わることが多く、⑦からシニアエンジニア以下のメンバーがアサインされます。2023年度からは、自身が希望する領域をチーム内で共有し、その領域の案件が来たら積極的にアサインする体制が取られています。

チーム内での取り組み

チーム内で行っている取り組みを3つ紹介します。

  • プロトタイプ活動
    幅広いテクノロジーを駆使し、プロトタイプの制作を行います。また、今まで制作してきた自社コンテンツのメンテナンスも行います。
    元々はテクニカルチームとは別の「プロトタイプチーム」として動いていましたが、2023年度からテクニカルチームとプロトタイプチームの垣根を無くし、ワンチームになりました。プロトタイプチームのメンバーであった鵜飼がメインで活動していますが、ワンチームになったことによりメンバーを限定せず参加自由になりました。
    プロトタイプ活動については、「プロトタイプって何だっけ?何だっけ?」の記事を併せてご覧ください。

  • グループ制
    テクニカルチームでは「グループ制」を導入しています。2023年7月現在テクニカルチームには11人が在籍していますが、11人を3グループに分け、それぞれにグループリーダーがいます。案件に関する相談の際には案件のテクニカルディレクターに相談しますが、その他の相談はグループリーダーに行います。
    チームのマネージャーだけでなくグループリーダーが複数いることで、10人以上のメンバー数でも細やかにコミュニケーションや稼働管理ができています。

  • 共有会
    テクニカルチームでは隔週で「共有会」を行っています。テクニカルディレクター以外のメンバーが持ち回りで、最近気になっている技術や案件で学んだことを発表しています。

テクニカルチームに求められること

まずはじめに、テクニカルチームには実装スキルが求められますが、必要なスキルは職種や役割ごとに異なるため、今回は職種や役割を問わず求められていることを紹介します。

2023年現在、テクニカルチームには指針が5つあり、下記に則った行動が求められています。

  • チーム内外問わず協力し合う

  • メンバー個人の成長の促進

  • ものづくりの楽しさを大切にする

  • プロとしての責任

  • 他人も尊重しよう

チーム内には、広告やテクノロジーが好きな人、チームで仕事をすることが好きな人が多いです。企画から開発までワンストップで対応するクアドラだからこそ、他チームのメンバーのことも尊重し、コミュニケーションをとり、協力し合うことが特に求められています。

また、クライアントありきの仕事がメインのため、常に新しい技術を追い求め「どのように工夫をすれば価値のあるプロダクトになるか?」「限られた予算やスケジュールの中でいかにクオリティを上げるか?」を考える力も求められています。

最後に

クアドラのテクニカルチームの仕事内容はイメージできたでしょうか。あくまでもクアドラの場合なので、他の会社での役割は異なるかもしれません。クアドラの業務やテクニカル領域に興味のある方の参考になれば幸いです。

また、現在テクニカルチームでは下記職種を募集しています。
興味を持った方はぜひお気軽にご応募ください。

テクニカルチームについてもっと詳しく知りたい方は、「僕らは、新しいものに挑戦してなんぼ」インプット・アウトプットを常に繰り返すのがテクニカルチーム」の記事も併せてご覧ください。

(この記事の内容は2023年7月25日時点での情報です)


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