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内緒の関係 みさき奥様のストーリー⑩

「ん…」
濡れた吐息が耳に届くと同時に、彼女の柔らかな舌が胸をくすぐる。今日だけでみさきさんに開発された箇所は数知れず、もはやどこを触っても感じるようになっているのではないかと錯覚した。その証拠に彼女のしなやかな肢体が擦れる箇所全てが熱く刺激され、快楽に変換される。
「お尻も触ってみましょうね。ほら、四つん這いになって」
「うん…ん、あっ…!」
とても恥ずかしい姿勢のはずなのに、俺はみさきさんに促されるまま自然と腰を上げていた。お風呂場で感じたあの独特な感じが既に恋しく、俺の理性を壊して突き動かしてしまったのかもしれない。指でくるくると入口をなぞられると同時に、小さく嬌声が漏れた。
「みさきさん…っ」
鏡に映る彼女の顔はとても官能的で、ただ目の前の男を気持ちよくしたいという欲求に溢れているように見える。無意識のうちに名前を呼ぶ声が耳に入ったのか、みさきさんは俺の頬をそっと撫でてくれた。

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