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キリスト教と魔とユーモアの「墓の魚」配信コンサートの見所
こんにちは。
「墓の魚」の作曲家です。
先日(11月2日)は、動画配信が上手くいかず、
延期になってしまい、
大変申し訳ありませんでした(汗)
原因となった問題は解決済みで、
近日中に配信予定ですので、
どうかお待ちいただけますと嬉しいです。
さて、
とりあえず、配信動画は完成しているので、
本日は「墓の魚」配信コンサートの
見所などを語っていこうと思ってます。
ラテン文学、南欧文学というものは、
日本人には特に馴染み無く、
それは多分、
内戦で敗戦した政治思想家や芸術家達が、
海で死んで腐敗した魚の屍や、
錆びた釘を見て
「これが人生の痛みだ!!
血を流す魂の死骸だ!!」
と叫ぶ様な
[気高さと敗北]の表現が
ラテン文学の神髄であり、
そこに複雑なキリスト教の感覚が
文学めいて加わる為に、
軽快なものを好む現代日本人には
難解(重めに)に感じるからなのかもしれません。
ウナムーノ、
カルペンティエル、
レオポルド・アラス、
ボルヘス
を例に出すまでも無く、
[血を流す情熱]こそがラテンの神髄であり、
タンゴやフラメンコの中にも、
そういった詩が生きているのです。
私が作る詩や曲が、
まさにそういったテーマの作品で、
その自作の詩
「サトゥルニア・ピリに関する14の詩」
をハイチ風の[墓場の支配人]が朗読しながら、
墓場や魔女(信仰の影や、社会風刺の象徴でもある)
がテーマである曲を演奏していく
というコンセプトのラテン・コンサートが
今回の配信な訳です。
私の詩が好きだ、
という方は少ないと思いますが(笑)
そのわかりにくく難解な私のラテン詩を、
わかりやすくドイツの
フローベルガーのトンボー(墓地)曲
「私の来るべき死についての瞑想」
をバックに朗読したり、
自作曲のタンゴ、ファド、フラメンコで、
生のオーケストラ達が
古めかしい南欧の世界に誘います。
それは死や墓場を軸に、
マラガや、リスボン、
パリ、ブエノスアイレスへ誘う
文学的な旅なのです。
そして、南欧の漁師達が扱う
海洋生物という淡々と生きる肉塊達を通して、
殺戮された思想、
この世の不条理を
キリスト教的に歌っていく。
それが「墓の魚」の音楽です。
どうか、配信を
楽しみにお待ちいただけますと嬉しいです。
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→YouTube音楽動画
https://www.youtube.com/user/pescado666cristo/videos
→墓の魚・公式サイト
http://site-1295095-2445-4622.mystrikingly.com/
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自作の詩による詩集「沼地の聖書」(ハードカバーによる分厚い豪華本を予定)を出版する為のサポートを募集しております。ぜひ、よろしくお願いします!!いただいたサポートは詩集の費用にさせていただきます。