「墓の魚」無料配信コンサート・ガイド
こんにちは。
「墓の魚」の作曲家です。
「墓の魚」の無料・配信コンサートが、
ついに配信されました!!
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↓↓↓こちらで現在も観る事が出来ます↓↓↓
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今回はそのガイド的なページになります。
ぜひ、この記事を参考にしながら、
無料配信をお楽しみ下さい。
◇◇◇「墓の魚 PEZ DE TUMBA」って何?◇◇◇
スペインやポルトガルの信仰と迷信の世界を歌う
ラテン文学的なオペラ楽団です。
スペイン民話で語られる様なコミカルな魔女が登場したり、
ラテン民衆の政治風刺を歌ったり、
魚介類や細菌の世界が織り成すキリスト教詩を朗読したり、
そういう新しい形の
タンゴや、ファドや、オペラを奏でる舞台です
(全てオリジナル作曲された音楽です)
中でも、主軸となっているテーマはなんと
メメント・モリ(墓石の哲学)です。
古めかしい音楽を作るのに、
誰もやった事がない新しい試みに
挑戦している面白い楽団だと思います(笑)
歌と演奏だけでなく、
実際の南欧の古楽器を使用した編成や、
詩や演劇要素も加わった舞台になっている所も
特徴ですね。
配信中は、リアルタイムで
公式Twitterにて動画解説を呟いていく予定ですので、
そちらも、ぜひお楽しみいただければと思います。
◇◇◇Twitter◇◇◇
https://twitter.com/polilla_de_fe
◇◇◇公演「死んだ珪藻とマキシロポーダのミサ」の内容◇◇◇
(歌い手の道化師達。
左から
「ペンギン」Don Pinguin
「字余りの乞食」Clochard de enjambement
「赤足亀」 Jabuti
「仕立て屋」Sastra
「貽貝」Carroña de Mejillon
「錆びた釘」Clavo oxidado
他にも「会計士」Contadora、
「空威張り屋」Fanfarrónなど出演しています)
各歌い手の紹介はこちらのページへ←
◆破傷風と社会主義・・・
◆カプノサイトファーガ・カニモルサスの犬の詩・・・
◆蟇蛙を土に埋める聖母マリア・・・
◆割れたギターで歌うフラメンコ・・・
淡々と繰り返される生と死の循環と、
過酷な我々の人生の魂の救済を、
海底に沈み、フジツボのついた
十字架のキリスト像の姿から浮かび上がらせる
ミサの儀式の様な新しいラテン音楽。
この公演の各曲の為に
作曲家により、書き下ろされたキリスト教詩
「サトゥルニア・ピリに関する14の詩」
を朗読しながら進行する
実験的なラテン・クラシック・コンサートとなります
(サトゥルニア・ピリとは、ポルトガルの巨大な蛾です)
◇◇◇詩のガイド◇◇◇
南欧の漁師達の暮らしや、貧困の中の神学を歌う
「墓の魚」の詩は、非常に難解だと言われます。
とはいえ、そんなに難しく考えずに、
好きな言葉(一節)を見つけてもらえたらと思います。
それが詩の楽しみ方なのですから。
歌われる歌詞も、作曲家である私の作詞であり、
ぜひ、楽しんでいただきたい箇所ですが、
「サトゥルニア・ピリに関する14の詩」
という詩集の朗読が
今回の公演では加わっています。
その蛾とは、これ↓↓
このサトゥルニア・ピリというポルトガル(や、南欧地域)
に生息する巨大な蛾を主軸に、
スペインや、ポルトガルや、南米の地の
人間達の人生のサウダージ(叙情)を歌っていくのが、
この詩集の特徴です。
サウダージとは、ルゾフォニア圏独特の言葉で、
それは葬式の痛みであり、
海岸に打ち上げられた魚達の屍の、生と死の循環ミサであり、
人生の喪失の事とも説明できます。
さて
「サトゥルニア・ピリに関する14の詩」
のタイトルは以下の通りです。
▼「Ⅰ十字架を肺に突き刺され」
▼「Ⅱチフスの莢膜の様に」
▼「Ⅲ悍ましいカニモルサスの毒を持つ犬が歩き回る墓地で我々はミサを行わねばならぬ」
▼「Ⅳ貧者の魂はブドウ畑ではオペラの様には響かぬ」
▼「Ⅴああ!! 鱗翅目は神の栄光の切れ端ゆえ」
▼「Ⅵマンゴーの木の下の黒いジュンジュン」
▼「Ⅶ埋在生物 Infauna」
▼「Ⅷ歳だけ経た迂遠な契約書が我々を監視する世界で」
▼「ⅨDesulfovibrio」
▼「Ⅹ呪われよ、アカントスペルムゥムや、ショウジョウソウモドキが繁って死んだ道を顧みる事もしない者は」
▼「Ⅺ死者の頭蓋(クラーニョ)の潰れる音で」
▼「Ⅻ吐瀉物」
▼「XIII潰瘍の乗組員達は人間の知らぬ神学の話をデエー腺で囁き合う」
▼「XIVサトゥルニア・ピリ」
(ただし、動画で登場する順番は
一部、番号順ではなく、
上下が入れ替わる時があるので
ご注意下さい(すみません(汗)))
以下の記事に私の詩の解説、ガイドが書かれていますので、
ぜひ、配信と共に
記事も読んでいただけましたら嬉しいです。
↓↓
詩の解説1[腸抜き肉の事を語る]←
詩の解説2[死者の油の灯の下で語られる真理の話を神は愛するか?]←
◇◇◇詩のテキスト◇◇◇
という訳で、せっかくなので、朗読を聴きながら、
「サトゥルニア・ピリに関する14の詩」のテキストも
目を通してもらえたらと思います
(より、理解しやすくなると思います)
↓↓
■「サトゥルニア・ピリに関する14の詩」テキスト←
他にも、興味ある方は、
各コンテンツに遊びに来て下さいね。
◇◇◇出演者・一覧◇◇◇
作詞・作曲/黒実 音子
動画師/赤足亀
ポルタティーフオルガンは、後藤 和孝様の制作です
■参加者
十九世紀ギター/カリヨン/道化師(歌)/字余りの乞食 [黒実音子]
ポルトガルギター/バテンテギター/Keima Oswald
クラシックギター/リュート/長洲毅志
フラメンコギター/岡田洋輔
チェンバロ/ピアノ(ベヒシュタイン)/山角倫代
ピアノ(ベヒシュタイン)/ポルタティーフオルガン/Ei
ピアノ(ベヒシュタイン)/對馬衣梨
オーボエ/イングリッシュホルン/赤井理紗
第一バイオリン/大原敏生
第二バイオリン/佐藤愉里子
第三バイオリン/田中ひらり
第一ヴィオラ/石山真穂
第二ヴィオラ/下谷岬向
第一チェロ/本橋快
第二チェロ/川島楓恋
第一コントラバス/井口信之輔
第二コントラバス/後藤桃
第三コントラバス/奥山尋冬
アコーディオン/fhi
トランペット/フリューゲルホルン/小嶋洋一
道化師(歌)/天使のロングトランペット/トイピアノ/赤足亀
道化師(歌)/貽貝
道化師(歌)/仕立て屋
道化師(歌)/貧者の魂
道化師(歌)/ペンギン
道化師(歌)/会計士 [太田智子]
道化師(歌)/空威張り屋 [川口翠]
道化師(役者)/錆びた釘 [小川友子]
↓↓↓
■さらに詳しい公演解説はこちら
◇◇◇公式サイト◇◇◇
https://site-1295095-2445-4622.mystrikingly.com/
◇◇◇「墓の魚」の文学◇◇◇
https://site-1295095-2854-4213.mystrikingly.com/
◇◇◇「墓の魚」の詩◇◇◇
https://site-1295095-6020-8501.mystrikingly.com/
◇◇◇「墓の魚」の音楽◇◇◇
https://www.youtube.com/user/pescado666cristo/videos
◇◇◇Twitter◇◇◇
https://twitter.com/polilla_de_fe
自作の詩による詩集「沼地の聖書」(ハードカバーによる分厚い豪華本を予定)を出版する為のサポートを募集しております。ぜひ、よろしくお願いします!!いただいたサポートは詩集の費用にさせていただきます。