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スペインの魚介類や微生物を、キリスト教神学的に解釈する詩とオペラ(無料ネット配信コンサート)

こんにちは。
「墓の魚」の作曲家です。

「墓の魚」の8月22日(日)公演
「死んだ珪藻とマキシロポーダのミサ」
は、コロナの影響で
無観客での開催となり、
後日のネット配信公演となりました。

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そして元来、席料4000円の公演でしたが、
無料の配信となります(誰でも閲覧可能です!!)
これを機に、遠方で来れなかった方や、
気になっていたけど・・という方も、
ぜひ、無料配信を閲覧していただけますと嬉しいです
(公演内容は変わりません)。

youtubeでの無料配信となりますので、
チャンネル登録よろしくお願いいたします!!
(作曲家が[ラテン墓場の支配人]として
youtube活動もしています)
↓↓
◆◆◆スペインの魚介類や微生物を
キリスト教神学的に解釈する詩人によるオーケストラ◆◆◆
「墓の魚チャンネル」
https://www.youtube.com/user/pescado666cristo/featured

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以下、公演の詳細です♪
↓↓
■ポルトガルの巨大な蛾
サトゥルニア・ピリに関する14の詩
の朗読で進行していくラテン・クラシックコンサート。

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スペインの魚介類や微生物を
キリスト教神学的に解釈する詩人、作曲家
黒実 音子(くろみ ねこ)による
奇妙なオペラ作品を公演していきます。

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破傷風と社会主義・・
カプノサイトファーガ・カニモルサスの犬の詩・・
蟇蛙を土に埋める聖母マリア・・

これ以上ない位のラテン文学的な「墓の魚」の世界!!

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■MCが全編キリスト教詩
(今回の公演の為に書き下ろした
「サトゥルニア・ピリに関する14の詩」)
で語られるという実験的公演です!!

鍛冶屋が、鉄を打ち付ける音を聴きながらの
魂のミサ(Comedia de óxido)を、
ぜひご堪能下さい。

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■詩の一部タイトル公開
Ⅰ「十字架を肺に突き刺され」
Ⅱ「チフスの莢膜の様に」
Ⅲ「悍ましいカニモルサスの毒を持つ犬が歩き回る墓地で我々はミサを行わねばならぬ」
Ⅳ「貧者の魂はブドウ畑ではオペラの様には響かぬ」
Ⅴ「ああ!! 鱗翅目は神の栄光の切れ端ゆえ」
Ⅵ「マンゴーの木の下の黒いジュンジュン」
Ⅶ「埋在生物 Infauna」
Ⅷ「歳だけ経た迂遠な契約書が我々を監視する世界で」
Ⅸ「Desulfovibrio」
Ⅹ「呪われよ、アカントスペルムゥムや、ショウジョウソウモドキが繁って死んだ道を顧みる事もしない者は」

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■イタリアのコンメディア・デッラルテ(道化芝居)や、
スペインのサルスエラをモデルに作られた
道化芝居とオペラのオーケストラ
「墓の魚 PEZ DE TUMBA」による公演です。

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私達「墓の魚」は、
日本唯一のスペインポルトガル
テーマにした作品を作る楽団。

絵も、劇も、オペラも、曲も、詩も、
全て作曲家・黒実音子(くろみ ねこ)による
オリジナル作品で、
ラテンを舞台にしたキリスト教哲学と、
魔女という追放者達の墓場の哲学を歌います。

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ポルトガル漁師の歌、
打ち上げられた魚を見て想う人生、
沼地の死んだ珪藻、
墓を掘る女、
教会に追放された悪党達、

などの、ラテン文学的で、
マジックリアリズム的なテーマで作られた詩を、
オリジナルで作曲した
オペラ、教会音楽、フラメンコ、タンゴ、ファド
などの楽曲で公演します。

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古楽器から、フラメンコファドの楽器、
弦楽オーケストラで奏でられる
異常な程の豪華な演奏陣と、
ディズニー映画の様なコミカルさと、
バロック音楽の様なキリスト教の厳格さ、
シェイクスピアベケットの様な哲学的な劇を
オペラ歌手や、道化役者達が豪華に演じる公演は、
決して他では観られない舞台となっています。


■作曲家・黒実音子について

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スペイン作家・レオポルド・アラス(クラリン)や、
ポルトガル作家・ラウル・ブランダン、
メキシコの道化役者・ヘルマン・バルデスなどに影響を受ける。

14歳の頃より、スペイン文学に憑りつかれ、
ラテン文化や、ラテン諸国の近代史を学び、追求する。
その知識を元に、日本では紹介される事のない
メメントモリや、キリスト教神学、
悲喜劇(トラジ・コメディ)をテーマにした作品を作り、
自分の作品を演奏する為のオーケストラ
「墓の魚 PEZ DE TUMBA」を独学で創立。

貧困の家に生まれた為、高校には行けず、
一時は路上生活をしながら
作曲、オーケストラ活動を続けた。

現在は、山奥に籠り、作家活動を継続している。
漁村のキリスト教徒の魂の苦しみや、
魚介類や微生物をキリスト教神学的に解釈する詩を作り、
それらの思想が「墓の魚」作品の主軸を成している。

同時に、魔女という、社会の中で理不尽に認証されない者達が、
社会へ辛辣な風刺を投げ掛ける悲喜劇的な作品も創作している。

公式サイト
https://site-1295095-2445-4622.mystrikingly.com/


未発表の
「サトゥルニア・ピリに関する14の詩」の詩作品を
一作品だけ事前紹介します!!
(
デスルフォビブリオとは、水中に存在する細菌です)
↓↓

「Ⅸ Desulfovibrio」
黒実 音子

この世で真の自由を勝ち取る君主は無だ!!
無を内在するデスルフォビブリオは、
キリストから与えれた
死も生も受け入れる事で自由になる。
無は内在する渇きだ!!
乾いた砂は、命の水も、死の水も吸収し、浸透させる。
思考しない思考により、楽園の領主となるのだ。
我々は生まれながらに命を人質に取られ、
労働という偽りの対価と、
希望という暴力により奴隷にされる。
死への恐怖が私達を不自由な奴隷にさせるのだ!!
社会性とは騙された生であり、
その剥き出しの本性は猿の眼球に宿る赤い死故に。
我々は目を見開く事で破産(バンカロータ)を発見し、
遠方を見据える事で、
ありもしない破門(アナテマ)と
追放(エクスプルシオン)に怯える。
知性の言語を語りながら、
無を内在したキリストだけが
十字架を受け入れ、真理に到達し、自由を証明する。
デスルフォビブリオを讃えよ!!
銃殺されたカサス・ビエハスの死者達の目を見よ!!
顔の無い兵士の銃口は
資本主義という白布で覆われ、
今も労働者の青い静脈に向けられたままだ。
ああ!!この世で等価交換出来るものは
命と無だけだよ。
やがて躯はそれを知るだろう。
正義も、美徳も、
無の空洞の前には無力だと知るだろう。
死者の眼孔はただ真理を讃える。
そこには恐怖も、渇望も無く、
ただ自由の紋章が示すその意味だけを!!
失う事で得る、地上には存在し得なかった
哀しい王国を!!
物質や希望や理性では到達出来ぬ楽園を!!
眼球の無い目で見つめている・・



■無料配信ライブになってしまった為、
楽団存続の為のクラウドファンディングに挑戦中です!!
活動を応援していただけますと嬉しいです!!
↓↓(1000円から支援できます!!)






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→墓の魚・公式サイト
http://site-1295095-2445-4622.mystrikingly.com/
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自作の詩による詩集「沼地の聖書」(ハードカバーによる分厚い豪華本を予定)を出版する為のサポートを募集しております。ぜひ、よろしくお願いします!!いただいたサポートは詩集の費用にさせていただきます。