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【2023本紹介シリーズ④】父の家族愛が描かれている本。お父さんって、不器用だけど愛情深い

こんにちは!
今年読んだ本の中から、オススメをまとめるシリーズを書いています。
第1弾は、「出版業界」に関わる本でした。

第2弾は、受験や塾に関係する本の紹介でした。

第3弾は、月・星・夢・時空などファンタジーの本でした。

第4弾は、お父さんの家族愛が描かれている本を紹介します。
こうして紹介するほど複数の父性愛の物語を読んだのか、と意外でした。

映画化された作品

1.銀河鉄道の父(門井 慶喜)
宮澤賢治の「銀河鉄道の夜」を読んだついでに、映画化もされた「銀河鉄道の父」も読みました。こんなにも子どもに甘いお父さん、この時代では珍しかっただろうなぁ。飽きれるのを通り越して、ほっこりする甘さ(愛)です!

2.その日のまえに(重松 清)
妻が余命宣告された夫の目線で、「その日」を迎える前、「その日」、「その日」の後について、二人の息子とともに男ばかりが残った家族の生活が描かれています。突然の死は苦しいけど、「その日」が来ることが分かっていることも苦しいです。電車の中で読むのは、オススメしません(泣けちゃうので)

海外の作品

3.ダリウスは今日も生きづらい(アディーブ・コラーム)
イラン系アメリカ人の高校生が主人公。マイノリティルーツによる差別、自分のルーツや鬱を発症していることによる自己肯定感の歪み、父の期待に応えられない苦しみ、妹と比較した劣等感、セクシャリティ、自分の存在意義、、、。思春期の心は忙しい。イランに帰省する機会で色々取り戻していく過程がいい。ペルシア文化(食や言語)の要素満載で、異文化が好きな人は楽しめます。

4.イノベーション・オブ・ライフ(クリステンセン)
ビジネス理論を人生やキャリアにあてはめて、幸せな家庭生活を送るための人生訓を人生の最終講義として語っている本。ビジネス系の学習コミュニティで、多くのビジネスマンと共に通読しました。子育てが終わった人(特に男性)が読むと、「もっと早く読めばよかった」という感想が多くでます。ビジネスにも役立つので、一読の価値ありです。

SNSから生まれた作品

5.君とパパの片道列車(灘中までの道)
子どもの中学受験に伴走したお父さんが、X(旧Twitter)投稿で記録したものが書籍化されたものです。お父さんがここまでできたのは、家族や仕事など環境に恵まれていたからでしょう。でも、この本で私が一番響いたのは、「環境を与えれば、子どもの能力は無限大に引き出される」という事実。子ども達の能力を引き出すのは、大人の役目だと思いました。


以上です!
私自身、父親を亡くしてから、父親の偉大さを思うことが増えました。子育ての文脈では母親にフォーカスがあたりがちですが、父親の存在に目を向けるきっかけになれば幸いです。


次は、別のテーマで、今年読んだ本を紹介していきます。

<補足>今年の私の読書について
11月時点で
・読んだ本:72(うち、Audible30)
・読んでいる本:3
・読みたい本:2

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