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【2023本紹介シリーズ③】☆月・星・夢☆ファンタジーの世界をこよなく愛する人へ

こんにちは!
2023年も終盤です。今年読んだ本の中から、オススメをまとめるシリーズを書いています。
第1弾は、「出版業界」に関わる本でした。

第2弾は、受験や塾に関係する本の紹介でした。

第3弾は、月・星・夢・時空などファンタジーの世界が描かれている本を紹介します☆

銀河鉄道とかぐや姫と

1.銀河鉄道の夜(宮沢 賢治)
日本人なら誰でも聞いたことがある一冊。でも、子どもに「どんなお話?」と聞かれて、答えられず、しっかり読み直しました!
いざ読み始めたら意外に進まず苦戦していたら、子どもが「実はYouTube大学の解説を見たんだ。めっちゃ面白いよ」と教えてくれました。
視聴したら、これが本当に分かりやすく面白い。これまで動画解説はあまり視聴したことがなかったけど、これで文学が好きになるなら、すごくオススメ!と思いました。
死者を弔う優しい気持ちであふれた列車の旅。美しいお話です。

中田敦彦のYouTube大学「【銀河鉄道の夜①】宮沢賢治の描く美しい物語」
https://www.youtube.com/watch?v=vi784xrdH5w

中田敦彦のYouTube大学「【銀河鉄道の夜②】本当の最高傑作とは?」


2.月の立つ林で(青山 美智子)

「月が立つ?林?」と思いながら読み始めました(実際はAudibleで聴き始めました)。
タケトリ・オキナのPodcast、”ツキない話”の視聴者たちが、ゆるく優しくつながっていく。
月は球体なのに、なぜお盆のようにまん丸に輝くのか?というお話やブラックムーン・ストーンという天然石や新月の朔(さく)という呼び名などの豆知識とともに、普通に暮らす人たちの心の機微が紡がれる短編たち。
かぐや姫とは誰か?オキナとは誰か?
想像がツキない美しい物語です。

3.少年アリス(長野 まゆみ)
アリスと蜜蜂と耳丸・・・ネーミングだけでもスコシフシギ。真夜中の学校で、夏の終わりと秋の始まりの境目の儀式に遭遇する少年たち。怖がりなところ、頑固なところ、素直になれない気持ち、様々な思春期の成長過程を織り交ぜながら、著者の独特の世界観を楽しめます。かなり昔の本ですが、色あせない、活字が繰り出すファンタジー。

夢か現実か

4.クジラアタマの王様(伊坂 幸太郎)
夢と現実を行ったり来たりしながら、全然関係ない人との接点を紐解いていく。意味がありそうで意味がなさそうな、不思議なやりとりが続いていく伊坂ワールドです。読み終わると、実物を見に動物園に行きたくなります。

5.かがみの孤城(辻村 深月)
映画にもなった人気作。学校にいけなくなった子が出会う鏡の中の世界。そこで出会う彼らと自分は、どんな共通点があるんだろう。タイムリミットまでにミッション・クリアしなかったら何が起きるの?おおかみの正体は?と色々な仕掛けを読み解きながらも、心の傷を自分で癒して大人になることを学んでいく。中学生くらいから読める本です。


以上です!
子どもの頃からファンタジーが好きで、子どもの頃は「はてしない物語」「モモ」「ハリーポッター」「星の王子様」あたりを読んでいました。
大人になっても、スコシフシギが好きな気持ちを持ち続けていたいと思います。

また次は、別のテーマで、今年読んだ本を紹介していきます。

<補足>今年の私の読書について
11月時点で
・読んだ本:70(うち、Audible29)
・読んでいる本:5
・読みたい本:3

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