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私たちは、本当に自分の意思で生きているのか〜あなたの体は9割が細菌を読んで〜

こんにちは!アロマ心理学開発者大島鶴枝です。

本日は、進化生物学博士号を取得したアランナ・コリン著
『あなたの体は9割が細菌』から、私たちの体の決定権は果たして私たちにあるのだろうかという点について。

この本の内容と共にお伝えしていこうと思います。

ヒトの遺伝子

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私たち人間は、どの生物よりも遺伝子が多く、優れた生物であると、勝手に想像していますが、

実は、他の生物と、対して変わらない数の遺伝子の数しか持っていないのです。

マウスの遺伝子は、2万三千個、線虫(体長1mm以下の細長いミミズのような虫)の遺伝子は、2万5百個、小麦の遺伝子は、2万6千個、そして、ヒトの遺伝子は2万1千個。

この数は、線虫とほぼ同じ、イネの遺伝子の半分、そして、3万1千個の遺伝子を有するミジンコに、はるかに及ばない数です。

ヒトの遺伝子がこんなに数が少ないのに、なぜ、人は他の生物よりも高度な身体を持ち、動かし、生活できているのか。

それは、遺伝子だけで体を動かしているわけではなく9割を占める細菌が共存共栄しているから。

つまり、この体は生物の集合体。いわば、小さな地球である。

マイクロバーターと呼ばれる100兆個の共生微生物と共存し、共に進化した生物こそが私たち人間なのです。

人体を地球に当てはめて考えてみる

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私たちの身体は、まるで小さな地球と同じです。

栄養豊富な『腸管』は、都市のように密集した共同体が築かれ、『肺』のような郊外や、胃酸で住みにくい『胃』は有毒地区。

この人体で、住民(微生物)は、まるで地球上の人間のように、生息しています。

腸の中にいる微生物は、肺にいる微生物とは異なっており、それは、私たち人間の人種のように、そこの環境に適した民族がそこに住む傾向があると書かれています。

微生物は、空気や食べ物、触れるものなどあらゆるところからやってくるが、共生している微生物は、外から悪い細菌がやってきても内側に障壁を作り、入らないように防御してくれています。

このように、私たち人間は、微生物を頼って生きています。微生物を除くと真にヒトの部分はわずか10%しか残らない。

私たちは、微生物ワールドと切っても切れない関係なのです。

あらゆる病気は腸から始まる

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医学の父ヒポクラテスは「すべての病気は腸から始まる」と言っています。腸と脳は、最初同じ細胞から細胞分裂を起こし、形成されていくことから、腸と脳は、密接に関わっていると言われています(腸脳相関)

それだけ、心と体のあらゆる病気は腸から始まるといわれ、正常な腸には、500種類もの細菌が存在しているのです。

1950年まで、天然痘やペスト、コレラなどの感染症が猛威を振っていた時代を乗り越え、私たちは、安息を見つけたように思われるが

感染症の恐怖から解き放たれると、人類は、新たな病を次々に発症。
それが現代病と呼ばれる『肥満』『過敏性腸症候群』『自閉症』『アレルギー』などです。

あまりに内容がたくさんあるので、今回は、肥満を例に解説していこうと思います。

肥満(BMI25以上)

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20世紀は、肥満の時代と呼ばれています。ヒトの体型を5万年前と1950年と比べても、そう、対して変わりないと言われていますが今日の平均的な体型は、全く異なります。

狩猟採集民の頃から続いていた筋肉質で引き締まった体格は、たった六十年でぶくぶくになってしまったのです。

今の現代人の3人に1人が過体重で、9人に1人は肥満という結果が出ています。

ついこの前までは、欧米が肥満大国だと思われていましたが、今は南太平洋のナウルという島が肥満第1位で、成人の70%が肥満、過体重が23%という驚きのデータが出ています。

この本によると肥満は、まるで感染症のように広がりを見せているとのこと。つまり個人から個人に伝染する傾向があるようなのです。

例えば、恋人が痩せていたのに、結婚したら肥満になった場合、その肥満はパートナーに伝染し、また肥満になる。

パートナーだと同じものを食べているからでしょ?と思われるかもしれませんが、この傾向は、友人でも成人した兄弟間でも、同じ現象が起こることから、肥満は伝染するものなのではないか。

そう思った二キル・ドゥランダハルは、ウイルス感染によって肥満になるのではないかと思い、研究、動物実験を重ねたところ、アデノウイルス(AD36)を保有していると食事量や運動量を変えないまま、同じ食事から多くのエネルギーを摂取してしまうという結果が出たのです。

この結果によって、細菌の保有によって肥満になるということわかり、現在は、痩せている人の腸内細菌を太っている人に注入することによって、肥満を治す治療も行われているとのこと。

これは肥満だけではありません。アレルギーや喘息、自閉症から心の病まで。この本には、私たちの人体にいる9割の細菌の生態系の乱れによって起きている病だと本書では書かれています。

私は、このことをアロマ心理学的な観点から、こう思ったのです。

アロマ心理学的観点

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アロマ心理学では9つのアロマ抽出部位から48種類のパーソナル精油の性格にわかれて、持って生まれた心の傷(因果)と主に、クライアントの思考や性格をお伝えしています。

この画像で言うと、肥満になるのは0型です。
心の傷ができる順番は、V型、X型、O型の順番で体型として表れます。

アロマ心理学では、私たちは魂だった時、前世から持って生まれた因果(心の傷)を癒すことを宿題として、その特徴を表した外見を選んで転生してくるとお伝えしています。

例えば、私はフルーティーなので、侮辱の傷O型を表した外見をえらんで転生しています。そのため、私は幼少期、3500kgの大きな赤ちゃんとして生まれ、1歳過ぎた頃の私は、20キロの肥満体重の赤ちゃんでした。

この体型を癒すには、心の傷を人生で困難にぶつかりながら、学び成長し、癒す必要があります。

私は、このアロマ心理学の心の傷に現代病である『肥満』当てはめると、

魂が何度も何度も生まれ変わる中、侮辱の傷を癒す段階に来ているのではないかと思ったのです。

過去の人類の体は、基本、痩せ型でV型、X型で描かれていることが多く、その時代は、食べ物もこんなに豊富ではなかったし、感染症など、生存できるかどうかの恐怖が隣り合わせでした。

V型は拒絶の傷です。幼少期、親に虐待されたり、食べ物を与えてもらえなかったり。そばにいるのに、愛されないという扱いを受けることで傷がつきます。

次の傷のX型も、見捨ての傷です。親が育児を放棄し、自分を置き去りにしたなど、1900年以前、時代の背景からも、この2つの傷(因果)を強めている傾向があり、歴史的にもそのことを示唆する内容が多くあるように感じます。

魂が1950年代までに、何度もその経験を繰り返してきたことで、V型、X型の心の傷と向き合いたくないと、次の心の傷が作られ、

時代は、飽食の時代。自分を太らせる準備も万全。侮辱の傷を表した体型を選んでくる魂が増えたことで、肥満という現代病に悩まされる人たちが増えたのではないでしょうか。

この本では、肥満やアレルギーは貧しい家よりも、比較的裕福な家の子の方がなるそうです。ポテトチップスやパンケーキ、パフェにアイスクリーム。

いつでもどこでも買える世の中になったことで、侮辱の傷が強い人たちは、自分で抑制することができず、白い悪魔(砂糖や生成された穀物)を食べまくってしまい、肥満になってしまう。

人は、心の傷(因果)を癒さないでダイエットをするとリバウンドします。心が食べるものを決め、心が体を作っているのです。

そして、一般的に裕福な人たちに肥満が多い中、最富裕層の方々は、逆にバランスの良い体型を維持でき、健康的な生活をしています。

心の傷(因果)を癒やしている人たちに、富裕層が多いのは、心の豊かさによってお金も豊かになると言われているからです。

神は、私たちの心の傷を、飽食という誘惑を与えた上で、癒すことを宿題として、提示しているのではないでしょうか。

改めて本に戻る

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この本と、アロマ心理学的心の傷の観点を掛け合わせると、一つのことが見えてきます。

私たちは、もしかして、自分の体の舵取りを細菌に任せていないだろうか。

この本によれば、トキソプラズマに感染した犬(狂犬病)や、アリをゾンビにする冬虫夏草など、宿主の人格を操るウイルスが存在すると書かれているのです。

私たちの心の傷は、その傷を克服する試練を自分で作り出すと言われています。

その行動が、いく場所が、食べるものが、付き合う人間が、保有している細菌によって、自分の人格が変化し、肥満になり、アレルギーになり、喘息になり、糖尿病になり、自閉症になり、躁鬱を発症するのなら・・・。

もしかして、心の傷をこの人生で強めることって、私たちがどんどん体内にいる細菌に舵取りを任せていることになるのではないでしょうか。

たった10%しか、私たちは、細菌を除くと存在しないのです。

もしかすると、自分の人生の舵取りをしている人間は、ほとんどいない。

細菌が、人間社会をコントロールしているのかもしれません。

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https://petit-bon-aroma.com/guidebook/

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