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3/22週の気になったニュース

今週の気になったニュース7本です。

→精神疾患患者の「身体拘束」の実施数が日本だけ極端に多い問題です。

記事の後半でも述べられていますが、日本における精神病院は1950年に(おそらく日本で初めての)公的精神病院ができて公的資金を使った入院措置を法的に可能にした結果、たくさんの精神病院が建てられて世界一の精神病院数になった経緯があります。

さらに増え続ける精神病院に対して、通常の病院の看護師と患者の人数比率よりも少ない看護師数(3分の1)で精神疾患患者を見てもよいという認可が厚生労働省からおりています。(詳しくはこちら

つまり、増え続ける精神病院に対して、病院の中のリソースは逼迫するため人的リソース以外の道具の使用が必要になってしまうということだと思います。

→入管施設で死亡者が出てしまった問題です。

社説にある通り日本の難民認定率は0・4%と他国に比べても限りなく低い数値です。

今年の2月に入管法は改正されて、2度の難民申請で承認が降りなかった外国人は強制送還されることが決まってしまいました。

もともと低すぎる難民申請率のせいで入管施設の長期滞在が問題になっていたためその対応策としての改正でしょうが、問題なのは入管施設の長期滞在ではなくそうさせてしまう難民認定率の低さなのは明らかです。

今回の事故もそうですが、評判が悪い特定技能実習生なども含めて日本の移民政策(自民党政権ではそういう言い方はしないですが、、)や難民政策は国の恥だと思います。

日本はいまだに常任理事国ではなく、国際的なプレゼンスをあげることに躍起になっているのではないかと感じられることは特に安倍政権では感じました。集団的自衛権や東京オリンピックなどが代表的ですが、移民・難民を日本はどのように引き受けるのか?については全く手付かずのままですので、外国人の人権を守るという論点でも国際的なプレゼンスを向上させることを望みます

コロナに感染することで自宅・施設療養を強いられ、選挙権を行使できない場合に現在の特措法では違憲になるのではないか?ということらしいです。

グローバルダイニングの訴訟の件も含めて、特措法などがガバガバなので10月までに必ず実施される衆議院選の前には必ず特措法の改正がまたやってくるんでしょうね。

→TVCMの炎上です。

広告に限らず、クリエイティブを作るときにこれまではクリエイティブディレクターのアイデアと広告法に抵触していないかどうかで動画が作れてしまいましたが、これほどまでに炎上する案件が増えてくるとジェンダーや歴史認識など、人文知に詳しい人材がどこのメディアや広告代理店にも必要になってくるなと感じています。人文知は会社に入ってから軽視される傾向にあるのでこういった問題をきっかけに見直されるといいなと思ってます。

→仙台で感染者が過去最高になってしまったので自治体独自の緊急事態宣言を出したそうです。(山形市もそれに続いてます)

ただ、懸念しなくてはいけないのは自治体が独自に緊急事態宣言を出した場合に飲食店への休業補償もセットで実施しなくてはいけないと思いますがその資金が自治体の財源として用意されているのかどうか、と、もし自治体独自で休業補償財源を用意しなくてはいけないとすれば財政が厳しい自治体は緊急事態宣言を出したくても出せない、ことにもなりかねないのかなと思いますので、あくまでも緊急事態宣言は国がイニシアチブをとって行うことが望ましいと考えます。

→長期間にわたり第三者が不正に原発内に侵入できる可能性があったことで規制委員会が初の是正措置命令。

規制委員会の抜き打ちテストによって明らかになった問題で、原発再稼働を目指していた東電からすると約一年間にわたって再稼働を断念せざるを得ない状況に。

→私立認可保育園で保育士18人のうち17人が3月末で退職する問題。

保育園の入園児が減少することで保育士の給料が下がり、さらにボーナスもでないということで一気に保育士さんが退職を選んだということです。

もともと認可保育園は国から予算が出るので安く子供を預けられる保育園ですが保育士さんの給料は新卒で12万程度、ベテランでも15万程度らしく、もともとの給料からして低いのにさらに下がるとなると問題でしょう。

以上、今週の気になったニュースでした〜

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