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succlentsとcaudex

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多肉・塊根系の栽培話
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#塊根植物

急な冬

急な冬

今や冬真っ只中と思える程に寒く感じるが、実際の気温はそれに近いものの一歩手前といったところ。時期的には寒くなってて良いのだが、急激に寒くなったので余計に寒く感じるここ一週間程の気温は、夏に生長する植物の中で寒さに弱いもの達にとっては、この度の急激に下がった気温は果たして耐え切れるのだろうか。夜間は冷えるので取り込んでいるが二日間も外だったので心配。

植物には、歩く為の足が無いので育てている人間が

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僅か三日で、。、

僅か三日で、。、

一ヶ月ほど前、葉挿しの二鉢とそこそこ育って来たAdromischus schuldtianusの葉が、萎んだ。三日前まで少しだけ葉に皺がある感じだったが急激に萎んだのは初めてで何が何だか判らなかった。

ようく観ると、新葉がチラホラみえるので大丈夫かなと思って安心してたが、どうやらそれも今は萎みなくなってる。

葉挿しの一鉢は、ウイルスによるものか、突然変異なのかは判らないが、どういう訳か葉がmo

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爪の先ほど

爪の先ほど

植物を育てるのは、好きだがどういう訳か花に興味を持った事がない。

しかし、星を見上げる様に咲くというシクラメンに興味を持ち、無謀にも実生から育てている。

実生は、なんと云っても芽が出て来た時にとても嬉しい。そしてそれから徐徐に育っていく過程はことのほか楽しい。

初のシクラメン実生。

蒔いてから一ヶ月以上も待った。40日程と聞いていたが、昨年11月半ばに蒔いて芽吹いたのは三月が来ようかという

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許し難い悪戯

許し難い悪戯

先月の終わり頃、朝方にやたらと烏が鳴いていた。

しかも屋根辺りで不穏な音もするので、眠い目を擦りながら外を覗いてみると、十羽以上の若烏どもが一斉に逃げた!!

鉢の土や葉が散らばってたので、ようく視ると睡蓮の葉が数枚喰い千切られてたりKalanchoe luciae 'Oricula'の一部がガジガジにされてたりして、嘴の一つや二つ折ってやろうかそれともトンカチで叩いてペタンコにしてやろうかと怖

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落葉の夏

落葉の夏

梅雨迄は、葉がぷっくりとそして茂ってる。生命感溢れ元気。

梅雨明け後、しばらくしてから色が悪くなる葉、萎む葉、落ちる葉などで盆過ぎから処暑辺りには、ほぼ葉無しに。

例年は小さい葉の株だけだったが、。、

今年は‘maraisvlei’も落葉、初かも。

‘LAV29354’は一部だけ。

もしかしたら雨にあたったかも。うちで育ててるもの中で一番水に弱い為、いつも底面潅水。

そして、‘Kaka

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目覚める、葡萄盃

目覚める、葡萄盃

昨年12月に落葉しそれからずっと変わらず、じっとしてた。

落葉までは、野晒し。その後陽のよく当たる室内へ。

冬の間、幹の肌は緑色を保ったままじっと耐えてる様だった。けれども、一向に芽吹く様子を見せず肝を冷やした。

何故なら同様に育てて居た‘C.juttae 葡萄甕’を二月下旬に枯らしてしまった、。、

二年目の冬を越せなかった。

遠目には問題無さそうだったが幹肌が僅かに黒ずんでる様で、薄っ

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ほぼ三ヶ月

ほぼ三ヶ月

三月の頭に芽が出てから、殆ど動かず。

実際には、ほんの少しだけ伸びているのでとてもゆっくりだけど成長はしている。

まだ芽の状態だけど、一つの芽から一つの葉がにゅうっと出る。何枚も展開しないそれが本種の魅力。

撮影はR02/05/24

‘Eriospermum mackenii ssp.galpinii’

備えとしての雲南百薬

備えとしての雲南百薬

窓ガラスの外に何も無ければカーテン越しでさえ強い陽光を熱と共に感じる。

そんな夏にはアカザカズラの葉により光は和らぎ幾分涼やか。

しかも、よく育ち腹の足しにもなる逸材。

栄養もありVitaminAとか葉酸が豊富、ミネラルに至っては、一説によると以下の通り。

マグネシューム : レタスの8倍
銅cuprum :  キャベジの8倍
カルシュウム : ピーマンの6倍
亜鉛 :     なん

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