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爪の先ほど

植物を育てるのは、好きだがどういう訳か花に興味を持った事がない。

しかし、星を見上げる様に咲くというシクラメンに興味を持ち、無謀にも実生から育てている。

実生は、なんと云っても芽が出て来た時にとても嬉しい。そしてそれから徐徐に育っていく過程はことのほか楽しい。

初のシクラメン実生。

蒔いてから一ヶ月以上も待った。40日程と聞いていたが、昨年11月半ばに蒔いて芽吹いたのは三月が来ようかという2月下旬だった。

そしてやっと出て来た芽には種子殻が取れずに伸びるだけだったが、直ぐに二枚めの葉が展開し最初の葉はそのまま駄目になった。その時の種子殻は、とても硬くて指で潰せなかった程だ。

結局、昨年は葉を二枚展開しただけで、終わった。

そして10月の半ば辺りから芽が出そうな雰囲気は有ったのになかなか動かなかったが、今月の中頃から変化が。

やっと葉が出て来た。葉に気を取られて気付かなかったが塊根も少し大きく爪の先程になっている。葉の裏は、赤い。

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実生にありがちな基本種に戻るのか、ちょいと違った花を咲かせるのかはたまた名の通り、夜空を見上げる花を咲かせてくれるのは、いつの日か。

Cyclamen hederifolium ‘Stargazer’ 

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