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目覚める、葡萄盃

昨年12月に落葉しそれからずっと変わらず、じっとしてた。

落葉までは、野晒し。その後陽のよく当たる室内へ。

冬の間、幹の肌は緑色を保ったままじっと耐えてる様だった。けれども、一向に芽吹く様子を見せず肝を冷やした。

何故なら同様に育てて居た‘C.juttae 葡萄甕’を二月下旬に枯らしてしまった、。、

二年目の冬を越せなかった。

遠目には問題無さそうだったが幹肌が僅かに黒ずんでる様で、薄っすら見える緑色が見えない状態。めくれる薄皮がとても厚い感じに見えた。

そして、幹の最上部が陽射し越しに透けていた。

なんかおかしいと思い触れてみたら、その先っちょが何も無い状態。そこの所だけ蝉の蛹の脱け殻の様な状態に。根の付近は、まだ固そうだった。

異常を発見してから二週間ばかり過ぎた頃、半分程脱け殻状に。

諦め切れず、二月下旬まで陽に当てつつ復活を願ったがもう根元付近まで空っぽになってた。

鉢をひっくり返してみたら、夏の間に目一杯伸びた根が痛々しかった。

元気な時の写真、撮っておけばよかったと後悔。

二年目で、4cm程の樹高だった。

何年後になるか判らないが、赤い実をつける姿を夢めみてた。片や葡萄盃は、橙色の実がつくらしい。

どちらの実も人間が口にする事は出来ないが、同時期の結実を観てみたかった。


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一週間経ち、芽が大きくなって居る。今年も大きな葉っぱを展開してくれるに違いない。冬に向け体力を蓄えながら。

‘Cyphostemma bainesii’またの名を、葡萄盃

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