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闇晴れて

人生とは時に過酷だ。

だがしかし、闇が晴れれば晴天になるが如く、人生もトンネルを抜ければ明るく楽しい。

僕はここ20年というもの、心の闇と格闘してきた。

僕はペンの力で人の心の闇を晴らしたい。

そう願っている。

現実はいつも自分という殻との戦いだ。

僕は僕の信ずる道を行く。

どこまでも続くその道は、決して終わることは無いだろう。

しかし僕は、飽きもせずにその道を行こう。

どうせ生きるなら楽しい方がいい。

明るい方がいい。

でも、心の闇が深かった時は、そんな事を考える余裕すら無かった。

本当に本当に苦しかった。

家族からも親戚からも見捨てられたように、勝手に解釈していた時もあった。

でも、闇が晴れれば、どれだけ多くの人が僕の支えとなってくれていたかを知った。

人は一人では生きていけないんだなと、改めて思った。

暗闇にいた人の方が、太陽の有り難さが分かる。

そう思う。

闇は闇では無くて、雲がたまたまかかっていたに過ぎなかった。

天空にはいつも太陽は登っていた。

それを知ったのは、時が経ち、雲間から光が差してきた時からだった。

家族に受け入れてもらったとき、僕の心の闇はもう、晴れていたのだ。

僕もいつかいい家族を、父さんと母さんのように作ろう。


ぺん太郎

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