親に知ってほしい金融知識『ちょっと面倒くさいかもだけど、分散投資は大切😁』
「一つのカゴに卵を盛ってはいけない」
資産運用の基本のキ、ですね😊
カゴをもし落としたときに、全部の卵を一度に割ってしまうかもしれないからです。
一つの金融商品(カゴ)だけに、手持ちのお金全部(卵)を突っ込んで、もしも暴落(カゴを落とす)してしまったら、大損をするというたとえです。
その危険性を避けるために、大切な卵はいくつかのカゴに分けて盛りましょうという考え方。
これが資産運用の基本、分散投資です。
では、そのカゴにはどんな種類があるのでしょう?
✅ 資産の分散
世の中には、数多くの金融商品があります。
「金融商品」というイメージは薄いかもしれませんが、「預貯金」も立派な金融商品の一つです。
ざっと代表的な金融商品を並べると、
預貯金
株式
債権
投資信託
金(「かね」ではなく、GOLD「きん」です😁)
預貯金だけではなく、株を持ちましょう、とか、
株と一般的には逆の値動きをする債権を持ちましょう、とか、
世界情勢が混乱しているときには、金(きん)を持ちましょう、ということです。
また株式に関して言えば、
一社だけでなく複数社に分けましょう、とか、
車業界だけでなく食品業界など、異なる業界の株を持ちましょう、とか、
日本の会社だけではなく、外国の会社の株も持ちましょう、ということです。
同じような値動きをする金融商品ではなく、違った値動きをする金融商品を複数持つことで、リスクを少なくしながら安定的な資産形成をしましょう、というのが「資産の分散」の考え方です。
✅ 地域の分散
世界には多くの国が存在します。
日本、アメリカ、中国、イギリス、ドイツ、ブラジル、オーストラリア、南アフリカ・・・
そして、「地域」という考え方もあります。
アジア、ヨーロッパ、アフリカ、南アメリカなど。
そして、先進国、新興国という括りもあります。
それぞれの国だったり、あるいは地域ごとに、経済状態だったり景気が異なります。
このように、異なる状況にある地域や国の金融商品に、その国の通貨を利用して投資を行うのが、「地域の分散」の考え方です。
それぞれの金融商品が異なる値動きをするのはもちろん、「地域の分散」では、「通貨の力」も大きく影響します。
現在、これまでに無い円安局面となっていることは、皆さんご存知だと思います。
その要因は別にして、円という日本の通貨の力が、とても弱くなっている状態です。
たとえば、わずか10年ちょっと前、日本円は1ドル80円の時代がありました。
この時に円をドルに換えて、ドルでアメリカの株を買っていたら・・・
株価がもし同じだとしても、日本円に戻した時には、倍近くの金額となります。
日本円だけではなく、複数の地域の通貨を持つこと。あるいはその通貨で買った金融商品を持つこと。
これが、「地域の分散」という考え方です。
✅ 時間の分散
資産の分散・地域の分散のように、それぞれの金融商品は、その置かれた状況によって異なる値動きをします。
そして「時間の分散」とは、タイミングによって違う値動きをするリスクを分散させることを目的にします。
たとえば、ある金融商品へ投資する元手が100万円とします。
時間の分散をしない投資は、一発100万円!😅
競馬で言えば、三連単の一点買いのようなものです。
当たれば大きいけれど、はずれたらパーになる時もある買い方です。
これに対し時間の分散をした買い方は、毎月1万円を100ヶ月に渡りこの金融商品を買い続けます。
金融商品ですから、値上がることもあれば、値下がりすることもありますが、購入するタイミングによるリスクを分散する効果があるということです。
このように、少額で定期的に同じ金融商品を買っていく方法を「ドルコスト平均法」と言います。
時間分散を利用した資産運用の基本であり、積立NISAやiDeCoなども、この手法を取り入れています。
資産運用と言うと「時間を味方につけましょう」という言葉をよく聞くと思いますが、それはこの「時間の分散」のことを言っているのです。
✅ けれど、、、卵はだれが盛るのだろう?🤔
このように、資産・地域・時間の分散は資産運用の基本であり、この原則を守っていれば、誰がやってもそれなりのリターンが期待できるとされています。
特に「投資は怖い」とか「元本割れはイヤ!」と考えている方は、この三つの分散の考え方を愚直に守り、まずは無理の無い範囲での投資経験を積むことから始めることをおススメします。
ただ、、、私的には一つ懸念があります。
そもそも「カゴに盛るべき卵が調達できなかったら、できなくなったら・・・」
資産運用したくても、できません😱
お金という卵の稼ぎ方、卵をねん出するための節約や自制心、もしもの時でも卵を調達するための保険という手段。
長い人生での資産形成。
様々な角度からも、考えることが必要でしょう。
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