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自分の心の声と向き合う

“自分と向き合いましょう”ってよく聞くけど、自分と向き合うってどういうこと?

私はずーっとそれがわからないんだから、やり方を教えてよ!って思っていました。向き合うためのHow to、本を読んだり、講習に参加したり、色々やったけど、どこにも答えはありませんでした。
そんな時に、器用貧乏だよね と友人から言われたんです。色々やってるのに大成しないよね。と。これ、ある意味相当な嫌味 笑
だけど、本当にそうだから、何にも反論できなかった。そのことをペニーに話すと、本質を探してるからじゃない?本質を知りたい人はあまりいないから教えてくれるところはないよと。それに、それはあなたの中にしかないと。

その時に初めて、自分と向き合うということがスタートしました、、

私は、自分がどうしたいかを「肚(はら・お腹のこと)」に聞くようにしています。

感情は「肚(はら)」に宿るのだそう。

私は、長い間、人の期待や求める答えに近づけることを重要視して、自分の考えを蔑ろにして生きてきました。

蔑ろとも思ったことはないかなー

その方が周囲の期待に応えられると思っていたから、それでよいと思っていました。


でも、ある時
とある方から、

「あなたはどう考える?」
「あなたの意見が聞きたい」
と言われて、あれ?と思いました。

(わたしの意見???)

わたしの意見を求められたことって今までなかったので、

自分は本当はどうしたいのか
自分は本当はどう思っているのか

自分の考えがわからなかったのです。


だから、その時には、(なんでわたしの意見なんて聞きたいんだろう、変なの)と思ってました 笑

今では、私のそれに気づいていたその方にすごく感謝です。


「肚」に聞いてみる

今、私は自分の「肚」で感じて、「肚」の声を聞くように意識しています。

どういうことかというと、、、

「お昼、何食べる?」

この問いかけ一つをとっても、あまり自分の意見がないんです。

私「んー…なんでもいいよ」
私「合わせるよ」
私「あなたは何がいい?」

となるので、すごく簡単。
簡単というか、考えずに反射的に答えてるだけ

でも、その積み重ねが、どんどん自分の心にフタをしていくことになるんです。

そうならないように、

しつこく肚に話しかけます 笑


「おーい! 私の肚は、今何が食べたいの??」



「おーーーーい!!! 何が食べたいの??」


「お肉?」



「お魚??」



「野菜???」



こうやって、徐々に具体的に肚に話しかけていき、自分の肚が反応するのを待つんです。

ひたすら待つ 笑


「肚」からの応答



そうすると、、、


「焼き肉??」



「カレー?」



「パスタ?」



「お蕎麦?」

ゾワゾワ…


え?お蕎麦なの??

言葉で表現しづらいのだけど、肚が何か動くのを感じます。

焦っちゃダメ

最初は感じにくいけど
聞こえなかったら、やさしく、やさしく

本当はね、肚の奥の方で、ちゃんと応えてる。

だけど、どんな声だったのか忘れてしまっているから聞こえない。
何度も何度も繰り返し聞いていくと、そのうち声が届くようになってきます。


…ちなみに、ここでいう「肚の声を聞く」その聞こえ方は人によって違うのでご注意を。


わたしは、肚が語りかけてくれると思っていました。

だけど、何度聞いても何度聞いても無反応…

(全然声なんて聞こえないじゃん)と思っていたら
私の場合は、「体感型」で、問いかけた時に、何かピンッとくる身体の内側で感じる感覚があって、それが応えなのでした。

肚から声が聞こえる人
肚の中に映像が見える人
肚から頭の中に信号が送られる人
私みたいに内臓がゾワゾワッと反応する人

いろんな見え方、聞こえ方があるみたい。


肚は、絶対に私に合図をくれる。
あとは、気づいてあげられるかどうかなんです。

だから焦らずに聞き続けてほしいです。

感情は「肚」に宿る。


日本のことわざ、慣用句などの言葉には、肚(お腹)を指すものが沢山あります。

腹が立つ(怒る)
腹を括る(覚悟を決める)
腹を決める(決断する)
腹を探る(相手の考えを探る)
他にも腹黒い、などなど…

これらに共通することは「意識」に関すること。

私たちの意識は脳や心(心臓)にあると思ってしまうけど、昔の言葉にあるように、「肚」に意識があると言われています。


腹(はら)と肚(はら)の違い


普段、腹が立つと言うように「腹」を使って表現するから「肚」っていうとあまりピンとこないかもしれないけど、意味を理解するとなるほど。って思います。

●腹:お腹。『身体』の前面部分。腸の辺り
●肚:『身体』の中心部分。意識や精神にも大きく関係する部分。

やっぱり肚は身体の中の「意識」

だから、感情は肚(腹)に宿る

感じるならお腹の奥で。。

何かを考えたいとき、悩んだとき、
自分の意思を聞きたいとき、
自分の本当の気持ちを確認したいときは
肚に聞きます。

自分が本当は何を考えて、どうしたいのか
ちゃんと向き合う
人に合わせていたら、とっても楽だけど、私の声は遠くに行ってしまう

きっと最初は、肚の中で

「あれ?本当にそれでいいの?」

そんな声が聞こえてきていたはず。

そんな声を私自身が無視し続けすぎて
肚の中の私はいじけてしまっています。

いじけた私は、フタを幾重にも重ねて閉じこもってしまったのです。

原因は無視した「私」

なので、私自身がそのフタを一枚づつ取り除いてあげると、だんだんと肚の中の私の声が外に出てきます。

その時には、ちゃんと耳を傾けて聞いてあげることが必要です。

怒りでカーーッとなっている時って
頭に血がのぼるって言うけど、
意識は頭のあたりにありませんか?

頭で考えてるときは、
感情的であったり、概念や論理的
でも、あーだこーだ言ってるばっかりで覚悟が決まらない。

イマイチ踏ん切りがつかないのは、まだまだ肚で決めることができていないからなんだと思います。


肚で考えられるようになると、

腹が決まる
腹が据わる


「腹が据わって」きて
決断や覚悟がしやすくなるのだと思います。


わたしもまだまだ実践途中。


そうそう、これを書きながら、一つ肚が決まりました!(小さなことだけど)

あなたも、幾重にも重なったフタを外して、肚の中の私の声をしっかり聞いてあげてください^ ^

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