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武道・武術の心理学

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合気道黒帯、柔術青帯の心理学者が、武道や武術をテーマに心理学の記事をまとめています。
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記事一覧

『柔術上達論』未掲載原稿14 寝技のすべての状況の一覧表

これも途中で消えてしまった表ですね。 まあ、巻末の折込の流れの図に入っているといえば言え…

大賀幹夫
5か月前
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良いガード、強いガードとは?(全文無料)

 今日も今日とて柔術は楽しい。育児は大変で楽しい。  今日はガードの話。  長めですが、…

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コーチングによる合気道の技術改善

合気道の稽古は、二人一組になって技をかける「取り」と、技を受ける「受け」が互いに技をかけ…

tom
3か月前
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強くなるヤツならないヤツ

ここで話をするのは柔術の強さについてである。 道場に長年いると練習量はもちろんだがそこを…

岩崎正寛
2年前
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クローズドガードの基礎

はじめに 今回の教則動画を作るに当たってnoteも書きました。 僕がクローズドガードというも…

サイドポジションのコンセプト(全文無料)

 今日も今日とて柔術は楽しい。今日はサイドコントロールの話。 1.サイドについたはいいも…

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ガードで足の裏をどこに当てるべきか(全文無料)

今日も今日とて柔術は楽しい。今日はガードの話。「ディフェンスでは肩に足を当てる、組手を取れたら腰を蹴る」ということだけを書こうと思ったのですが、思ったより長くなりました。長いですが、自分が数年かけてたどり着いた足裏を当てる形についてまとめたので、読んでいただけたら嬉しいです。 この足裏を当てるコンセプトは加古拓渡先生に教えてもらったものです。 1.ガードの足の使い方足裏を当てる以外にも足の使い方はたくさんあります。ガードの足の使い方はいろいろありますが、こんな感じです。

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なぜ柔術の基本原則を学ぶのか(全文無料)

今日も今日とて柔術は楽しい。今日は基本原則について。柔術哲学っぽい記事がかけて満足です。…

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私のガード戦術公開

正直 本記事はあまりだしたくないものですが 世間のブラジリアン柔術モチベーションを 保つた…

YAMAWAKI_BJJ
4年前
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柔術家の食事:十分な栄養は足りていますか?

身体をつくる基本は食事です。ハードなトレーニングをしても十分に栄養を取らないと身体はむし…

Matia Okubo
4か月前
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声援でパフォーマンスは向上する

最近になってブラジリアン柔術の試合も入場制限なしで開催されるようになりました。私も先日マ…

Matia Okubo
1年前
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減量で気分はネガティブになるか?柔術とMMAで比較した

対戦型の格闘技はたいてい体重別で競技がなされます。そのために減量を行うことも多い。減量で…

Matia Okubo
1年前
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形の稽古は自制心を高める

自制心とは、感情や衝動を抑え、自分自身をコントロールする能力です。自制心は筋肉と似ていて…

Matia Okubo
3年前
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格闘技で心を開放する ―危険の効用―(大久保街亜:専修大学人間科学部教授)#もやもやする気持ちへの処方箋

格闘技は相手の体との強いぶつかり合い、自らの体への痛みなども伴うことが多々あります。 それでも、いつの時代も人の心をひきつけて止まない魅力を放っています。 一体、格闘技の何が私たちの心のもやもやを吹き飛ばしてくれるのでしょうか。 認知心理学がご専門で、格闘技にも精通されている大久保街亜先生にお書きいただきました。  格闘技は戦いの技術です。他人を痛めつけたり、傷つけたり、場合によっては死に至らしめたりすることを元々の目的としています。柔道、空手など日本の武道にしても、レスリ