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People Trees のこれまでの5年とこれからの5年/CEO 東野 敦

皆様、このコラムをご覧いただきありがとうございます。

普段は人事をテーマにいろいろなお話をさせていただいておりますが、たまにはPeople Trees という企業からの目線でお話が出来ればなと思います。

この5年間にタイトルをつけるとすれば、「人事という仕事の難しさと楽しさが溢れる5年」となります。

今年6月に私たちがPeople Trees を立ち上げて5周年を迎えます。

これまで多くのお客様とパートナー、メンバーの方々に支えられここまで来ることが出来ました。

これまでの5年を振り返ると同時にこれからの5年についても考えてみたいと思います。

コロナ禍で見直された人事制度

この5年間、統計はないものの、これほどまでに多くの企業で人事制度が見直された期間はないのではないかと思います。

対面でのコミュニケーションが不足する中で企業として何を改めて目指すのかというパーパスと組織としてどう行動するのかというミッションそしてその行動を体現した社員を処遇したいという動きが出たためだと思います。
そしてどんなタレントがいて、どう育てていくのか、エンゲージメントを高めるということを効果的に実行したい(リモートで)という背景からタレントマネジメントシステムが一般化しました。

一方で円安が進み、外国人の方々の労働力に頼れない状態が続き、日本の採用難は深刻度合いを増しました。
日本だけが世界に先駆けて著しい採用難を迎えています。
このような中で日本企業は(結果として・・)持ち前の「三方良し・全員団結・カイゼン」という日本型人事の強みをフルに活かし世界に貢献し続けてきました。

それはコロナ禍で改めて自分達が社会に何を成し遂げる存在なのかということを問い、対面でのコミュニケーションが取れない中、全員で団結し、今出来る事に真摯に向き合ってきたからこそだと思います。
これこそが「日本型人事」だと思います

日本型人事の深化

日本型人事の強みはここに来て更に輝いているように思います。
社会課題の解決という言葉やSDGsはもともと三方良しという言葉で表されてきましたし、全員団結は日本型経営の源泉です。

そして、地道に一つずつカイゼンを図っていく姿勢、これこそが日本型経営の真骨頂だと思います。
その中で社員や組織で働く人々は自分達の仕事が社会に役に立っている実感を持ち、かけがえのない仲間と、会社をよくしようと頑張ってきました。

これが日本型人事モデルです。

つまり持続的に人々が強味を発揮できるということです。
この強味を活かした経営は日本企業のみならず世界中の企業で使えるのではないかと考えています。

そしてPeople Trees としてもまさに日本型人事の実践をお客様と共に目指してきた5年間であると言えます。
具体的には新しい人事制度を導入する際でも社員感情にも気を配り、評価者研修や管理職研修、そして組織開発を経営者と共に行ってきました。

社員の正直な意見に向き合い、「人の気持ち」に寄り添った人事制度や人材開発を進めて参りました。
日本型人事制度がこれから花開く時が来ると思います。

これからの5年「日本型人事モデルのグローバル展開」

但し、日本企業の未来を考えると、日本型人事を日本でやっていくだけでは未来がないと思います。
この日本型人事の組織が目指す星は日本国内でなく、世界を目指す必要があります。
もっと日本企業はグローバルで貢献できると思います。
三方良し精神で世界中にサービスや商品を提供出来ますし、全員団結という精神は欧米にはマネの出来ない強味です。
カイゼンしながらマーケットに合わせたサービスや商品を提供することで日本企業は益々活躍の場を広げることが出来ると確信しています。

People Trees のこれから

日本型人事をお客様と共にサービスや商品を通してグローバルに広げていきたいと思っています。
日本型人事に国境はなく、社会の役に立ちたい、仲間と一緒に働きたい、という人の気持ちは世界中共通だと思います。
グローバル事業を支える人と組織を活力溢れるものにしたい、そのきっかけや勇気を力に変えるお手伝いが出来ればと思っています。

5周年を機にPeople Trees は更にBorn Global(国境なき展開)をお客様と共に描いてまいります。引き続きよろしくお願いします。

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