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【おもちゃとジェンダー】「やっぱり男の子は車好き」にモヤる母…。『ピートラ』Vol.60

広報チームの川端です。
私は第一子、息子が1歳になった昨年8月より仕事復帰しました。
私から見た会社の変化、新米ワーママとしての体験など、noteに残していけたらと思っています。
みなさま今年もどうぞよろしくお願いします!

さて、今回は「おもちゃとジェンダー」についての話です。
うちの息子は1歳だし、まだまだ先のことかなぁ、なんて思っていましたが、私が甘かった…!甘かったぞ…!!
世の中のジェンダーバイアスはこんなにも早く、自然に降り注ぐものなのだ…と実感しています。

一方で、これから親になる世代の皆さんとの出会いがあり、世の中が変わって行くかもしれない…?という兆しを感じることもでき、とても救われました。

ピープルが「おもちゃとジェンダー」に向き合う理由

世の中にはいわゆる「男の子のおもちゃ」「女の子のおもちゃ」と認識されているものがあります。
でも子どもたちの好奇心は個性。
お人形が好きな男の子もいる。
戦隊モノが好きな女の子だっている。
好奇心にジェンダーは関係ないはずです。

ピープルでは、この子どもたちを取り巻く「ジェンダーバイアス」が、子どもたちの好奇心にフタをしてしまう要因になっているのではという問題意識を持ち、
改めておもちゃメーカーとして、この問題について幼稚園・小学生などの子どもたちと一緒に考え、向き合う取り組みを行っています。

最近では、これらの活動や、ジェンダーにとらわれないおもちゃとしてカワイイ世界観のDIYトイ「ねじハピ」などで注目され、おもちゃとジェンダーのテーマで取材をしていただくことも増えました。


「やっぱり男の子だねえ」にモヤる正月。

年末年始は息子を連れて実家に帰省。
両親にとってかわいいお孫さまが来てくれると大張り切り。
私の予想を大きく超えるたくさんのおもちゃが用意されておりました。

息子は見たことないおもちゃに目がギラギラ、興味津々。
いろいろ遊んでいる中で、何度かつかんだのが「電車」や「車」のおもちゃでした。
そんなとき、いつもうちの両親は決まって
「やっぱり!男の子って車好きだよね〜」
「さすが男の子だわ!!」

たしかにベビーカーの車輪とかクルクル回るものはよく触りたがっているけれど。
でも正直、何が好きか、自分で言葉を発したわけではないし、まだわからないよな。

私はそうやって息子の「好き」を周りが決めつけないでほしくて、
「いや、車だけじゃなくて動物とかだって喜んでいるよ」なんて、
今思うと意味不明に、私は両親に反論してしまいました。
ああ、モヤモヤした…。
もちろん両親も悪気があって言ってるわけではないのはわかっているので、これは根深い問題だなと肌で感じたのでした。

たしかに最近興味はありそうなんだけれど…。

大学生さんとの対話で、ハッとさせられた質問が…!

そのあと迎えた年明け仕事始め。
「おもちゃとジェンダー」のテーマで、大学生さんたちとお話しする機会がありました。

実は「おもちゃとジェンダー」の取材蓄積のおかげか、高校生や大学生の方からちょこちょこインタビューのご依頼をいただいています。

『自分の興味あるテーマを深掘りする授業で、おもちゃとジェンダーについて調べて発表したいので詳しく教えてもらいたいです』

『女の子の多様性を感じるねじハピに興味を持ったので商品が生まれた背景など、商品開発担当者に話を聞かせてもらえないでしょうか?』


「ねじハピ」については、ある日いきなり会社の問い合わせフォームに、
『ねじハピをとても応援しています。私たち学生も貴社を見習って、ジェンダーレスがより一層広まるような取り組みを行っていきたいと考えています。』
というような応援メッセージをいただいたことも(感動して震えた)!

今回は、慶應義塾大学国際関係会 (IIR)FUNプロジェクトにて活動するお2人から、
SDGsの5番目の目標「ジェンダー平等」について考える中で、
『おもちゃやメディアなど小さい頃から触れるものがジェンダー観に影響を与えるのでは?という問題意識を持ち、子どもたちと一緒に取り組むピープルの活動について詳しく話を聞きたい』とピープルにご連絡をいただきました。

『なぜ子どもと一緒に取り組もうと思ったのか?』
『おもちゃメーカーとして、今後どうしていきたいか?』
お2人からの質問にお答えしたり、
おもちゃに留まらず、ジェンダーにまつわるお2人のエピソードも教えてもらいながら、最後の方に

『たとえばもし、男の子がピンク色の服を着ていきたいといったら、親としてどうしてあげたらいいと思いますか?』

と聞かれたときはドキっとしてしまい、
思わず答えにちょっと困ってしまった私。
「親として」、という質問は初めて。
なんだかハッとさせられました。

息子の成長とともにこの質問にもしっかり答えられるようになるのだろうか。


このテーマに興味を持って、今回のように直接企業に問い合わせしてみたり、自分から行動起こして取り組んでいる学生さんたちがいることは、これから先の未来が変わるかも?と、とても前向きな気持ちになります。

だからこそ、私たちで協力できることがあればなんでも協力できればと思いますし、大歓迎です。
むしろ今回のインタビューのように、
私たち側が教えてもらうことが多いように感じてます。

息子が生きていく未来が、ジェンダーに関係なく、好きなおもちゃを選べる世の中になりますように!
これからの世の中をつくっていく世代の皆さんとの対話は、続けていきたいなと思いました!

【今回ご連絡いただいた慶應義塾大学国際関係会 (IIR)さん】

国際関係会(I.I.R.) on Instagram: ". . 📣プロジェクト紹介📣 . FUN (Feel United Nations) . . こんにちは!FUN Projectです! FUNでは、「国際問題をさらに身近に」をモットーに国際問題をSNS等で発信したりしています✨ 国際問題について調べるだけでなく、自分たちでそれについて議論もするためとても勉強になります🤔 . 【例年の活動】 例年は子ども食堂のお手伝いをしたり、難民映画祭を開催したりしています! . 【オンラインでの活動】 去年はオンラインでFUNインスタグラムの投稿、おやつタイム(国際問題についての議論)を行いました! . FUNインスタ、是非フォローしてください!☺️ . ⚠️写真は2019年度以前のものです。 . . #国際関係会 #慶應義塾大学 #慶應 #国際交流 #公認団体 #学生団体 #国際団体 #IIR #keio #国際#internationalrelations #internationalstudents #春から慶應 #春から慶応 #fun #unitednations #discussion #国連 #国際連合 #ディスカッション #国際問題 #ボランティア #volunteer #国際社会" 42 likes, 1 comments - iir.official on July 16, 2021: ". . 📣フ www.instagram.com


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