![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/88965713/rectangle_large_type_2_67668c83c21423443cb5ee4fa01d40d1.png?width=800)
リモートワークで起こる労災とは?!【FECC主催セミナー】労務コーナーレポート
こんにちは!People Lab KYUSHU(P-Lab)のNanaです!
酒井 菜々子(@NanakoSAKAI1)
♨大分出身。福岡在住
イジゲングループ株式会社(🚀@ijgngroup)で人事コンサルタントをしています。
福岡に来て半年が経ちました!美味しいご飯やスイーツをもっと知りたいと日々思っています。
今の夢は🐱か🐶をお家にむかえることです!
毎月行われているFECC主催のワークショップ型イベ ントですが、9月開催では、労務コーナーがスタートしました🎉
(セミナー全体の様子はこちらから↓)
この労務コーナーは人事・労務上で起こるあるあるトラブルを
ケーススタディから学ぶコーナーです!
様々なお悩みに対して、実際に弁護士の先生がお答えしてくれるというなんとも贅沢なコーナーなんです😍
早速今回のテーマは…
「リモートワーク」
です!実際にリモートワークを取り入れているよ〜という企業さんも多いのではないでしょうか?
![](https://assets.st-note.com/img/1665627187936-wZUnCVADNG.png?width=800)
内閣府の出している、「新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査」によると、2022年6月の調査では全国のテレワーク実施率は30.6%という結果がでています。
2019年末では10.3%だったことから考えると、2年半で約3倍もテレワークを利用して働いている人が増えたのですね〜
リモートワークのおかげで働きやすさがグンッとUPした一方、弊害もでてきました。今回はそんな一面に触れていく回でした。
ーーーーーー今回のお悩みーーーーーー
福岡にあるITベンチャー企業、㈱FECCテックの人事部で働いているエフ山さん。入社2年目。
㈱FECCテックは、コロナをきっかけに新たな働き方としてリモートワーク制度を導入。導入から半年が経過した。
そんな中、社員のイイ田さんから以下のようなメッセージが届きました。
エフ山さんお疲れさまです!
相談したいことがあり連絡しました。
家には必要最低限の物しか置いていないためダイニングテーブルのようなものも無く、毎日床に座って業務をしています。
1ヶ月程前から腰に痛みを感じることが多くなり、昨日からその痛みが酷い状態です。
リモートワーク以外に考えられる要素もないので、労災だと思うのですが、どうしたらいいですか?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
さて!皆さんは今回のこのケース、労災になり得る可能性があるとおもいますか?
また、リモートワークにおける安全配慮義務ってどこまですべきなのでしょうか?
![](https://assets.st-note.com/img/1666253063777-7zP0yBGkh4.png?width=800)
会場での意見は、労災にあたりうるが3割、労災ではないが7割でした。
労災問題ってケースバイケースなところがあるので、絶対にこう!とはいいきれないのですが、みなさんはどっちだと思いますか?
弁護士先生のご回答は…労災にあたりうるです!
しかし、実際問題として労災となるケースは非常に少ないのではないかとのお答えでした。
判断が難しいですね…💦 ですが!先生がしっかりご解説してくださったので、労務知識がない私でもなるほど〜と理解することができました!
今回のケースのポイントをまとめてみると↓
● 業務遂行性 と 業務起因性 があるかどうかがポイント
❏ 腰痛に関しては「業務上腰痛の認定基準」という労災認定基準が定められている
① 災害性の原因による腰痛
腰の負傷、またはその負傷の原因となった急激な力の作用が、仕事中の突発的な出来事によって生じたと明らかに認められること
腰に作用した力が腰痛を発症させた、または腰痛の既往症・基礎疾患を著しく悪化させたことが医学的に認められること
② 災害性の原因によらない腰痛
災害性の原因によらない腰痛とは、日々の業務による腰部への負荷が徐々に作用して発症した腰痛のこと。
▼例▼
・約20kg以上の重量物、または重量の異なる物品を、繰り返し中腰の姿勢で取り扱う業務
・毎日数時間程度、腰にとって極めて不自然な姿勢を保持して行う業務
・長時間立ちあがることができず、同一の姿勢を持続して行う業務
・腰に著しく大きな振動を受ける作業を継続して行う業務
● リモートワークでも安全配慮義務は発生する
例① 労働時間の管理 公私の区別がつけにくくなり長時間労働が発生しやすくなる → 勤怠管理システムの活用
例② メンタルヘルスの管理 リモートワーク起因で心身不調になる例も多い → コミュニケーションツールの活用、健康状態の把握
例③ 費用面の補助 リモートワーク手当などを支給し、自宅の環境整備・経費に充ててもらう(ネット環境、設備、日々の電気代など)
どうでしょうか?もっと詳しく聞きたい!という方や、こんなパターンだったらどうなるの?という方はぜひぜひFECCに相談してみてください!
![](https://assets.st-note.com/img/1665639080088-qoD6NTHUo7.png?width=800)
ここまで読んでくださりありがとうございました🙇
今回初の労務コーナーでしたが、こんな質問や相談でもいいのか!と気付く機会となりました。
社内で大きなトラブルになっているわけではないけれど、こういう時ってどういう対応がいいのだろう…?などなど皆さん気軽にFECCを利用してみてくださいね!
次回のセミナーは10月26日(水)👏採用広報強化期間第2弾です〜!
ヌーラボのアンジェラさんご登壇です!! 福岡発の超成長企業であるヌーラボさんがどんな取組をしてきたのか?リアルな場で聞ける機会となっております😊
詳細、お申込みはこちらから↓↓
![](https://assets.st-note.com/img/1665628841933-6Np7IcSm4M.png?width=800)
Twitterでも情報発信しています🐦
それではまた次回のnoteでお会いしましょう〜!!また見て下さいね💁
P-Labについて
People Lab KYUSHUは、人事同士が「相談できる」「繋がる」「学べる」福岡発の人事コミュニティを運営しております。
地方から人事の力をパワーアップさせ、人事としてのポテンシャルが最大化できるようにしたい!という想いから立ち上げました。採用・労務・評価制度・規約関連・契約書関連など、あらゆる「人」に関するコトを、相談や事例共有、勉強会ができます。
人事として繋がりが欲しい福岡の方!ぜひご参加をおまちしております。
![](https://assets.st-note.com/img/1665627716104-6avPX5oC9X.png?width=800)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?