非常識な親子が嫌いなんです。

スーパーやショッピングモールみたいなところに行くと、
子連れに遭遇します。
なかには、子供を放置していたり、叱らない『非常識な親』がいて、走り回り言うことを聞かない『非常識な子』もいて。
見るだけでトラウマが疼き、具合悪くなります。

というのも。

私が育った家庭環境が原因なんです。

うちの親は世間体を気にする親で非常に厳格な親でした。
他所様に迷惑をかけるな、
いい子でいろ、
の重圧が強く、それをしないと子供に虐待する親でした。
エリートな父親が絶対的な権力を持ち、社宅ではいい子でいないと、母親の人間関係にも響く。
私は狭く苦しい牢獄にいました。

いい子、というのは、
親にとって『都合のいいおとなしい子』の略のような気がしました。
いい子、でいないと、見捨てられてしまうと強迫観念があり、必死でいい子をやってきたからこそ。

『非常識な親』も
『周りを考えない非常識な子供』も
敵でしかないのです。

そんな風に自由に生きられなかった私にとっては、見ているだけで辛くなる存在。
トラウマが掘り起こされ、苦しくなる存在です。

だから、子連れ層と関わりたくない、
自分は親になんかならないと
強く思って生きてきました。

親にならない、という選択肢はとれましたが、
接客の仕事をすると、子連れ層と必ず遭遇します。接客の仕事もしんどいです。

また、昔と違い、ちょっと高いレストランにも、子連れが割といたりします。
外食が昔より敷居が軽くなったからこそ、どんな場所でも遭遇しやすいのです。
非常識な親子と遭遇する度に、具合が悪くなり、寝込んで、布団から出られないなんてことも。

うつ病と診断されて15年。
カウンセリングに通ってもなかなか良くなりません。
生きるのがなかなか辛いなと感じる刺激です。