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共働きの問題(扶養と社会保険)

結婚して、子供が生まれて、育児と共に共働きが増えてきます。
価値観の多様化もあり、生活レベルを維持したいとか、お金の余裕も欲しいとか。国は少子化対策で色々な政策を行っているけど、どうなの?って。

家庭を持つようになってから

  1. 子育てにお金がかかる

  2. 家が欲しいが、賃貸のままでは

  3. 車も大きなものが欲しい

  4. 旅行もしたい

  5. 家電も買い換えないといけない

色々な欲求にまみれながら、日々の忙しさに埋もれているのが現実。


共働きのフルタイム勤務

社会保険・税金を普通にお支払い。
でも、ボーナスや月に数万程度は自由なお金が出来る。
貯蓄や旅行にまわせるのです。
社会保険では厚生年金に加入して定年後の年金の受給額が変わります。
旦那さんよりも10年ほど長生き出来るのですから(平均)
老後の蓄えとして自分で掛けた厚生年金から毎月受給出来るのも良いかと。
人生100年ですから、年金は多いほうが良いですね。

フルタイム勤務だと病気で仕事を休んだ場合に傷病手当金が出ます。
妊娠後、退職した場合でも出産手当金の継続給付もあります。
資格喪失後の出産育児一時金もありますね。(資格要件あり)

税金面では扶養控除がありませんが、家を購入した場合に共同名義だと住宅減税やふるさと納税でメリットがあります。

共働きのパートタイム勤務

扶養の範囲内(106万円以内)に抑えた働き方
月額88,000円以内ですが、時給1,000円だと88時間
一日5時間(9時から15時)(昼休憩1時間)だと一月約17日しか働けません。週に4日程度となります。

雇用側から見ても、シフトを組むとか、複数人で賄うとか色々な手間が生じます。
働く側からは、短時間勤務は家事や育児に使える時間は増えるのですが、出勤準備や子供の保育園・幼稚園への預け、保育費等の負担があります。
子供が病気をした場合には休めたり、祖父母に預けたり出来れば良いのですが、ベビーシッターや専門の託児所へ預けると働いた給料が消えてしまいます。

健康保険や年金の負担が無いので金銭面で余裕が出る訳ではなく、時間と心の余裕(子供と接する時間が多い)が支えになっていると。
出産をしたら、旦那さんの健康保険から家族出産一時金が出ますし、旦那さんの育児休暇も取得出来ます。(育児休暇はフルタイムだと母親の育児休暇+旦那さんの育児休暇の組み合わせ)
税金面で配偶者特別控除を受けられることがメリットになります。

出産育児一時金の増額

令和5年4月から一児につき50万円(産科医療保障制度の掛金の対象外の場合は48.8万円)になります。(旧制度は42万円)
8万円の増額ですが、この財源は後期高齢者医療制度から支援されることになりました。(支援割合7%)
少子化を克服し、子育てを全世代で支援することから始まりました。

30代から意外とお金がかかる

一戸建てやマンションの購入、住宅ローンが始まり、定年過ぎても払わないといけない(35年ローン)。
子供が出来ると、育児費用(保育園・幼稚園)が始まります。
今の時代は、奥様が共働きでなくても育児の大変さから保育園へ。
おむつを外す(トイレの訓練)は幼稚園で。
色々な団体行動や習い事も幼稚園から始まります。

小学生になると、習い事は最低3つ
女の子はピアノ・バレー・スイミング・習字・学習塾
男の子はサッカー・野球・スイミング・習字・学習塾
小学校の授業料が無償でも、習い事の費用が5・6万円は。
二人子供がいれば2倍。三人だと3倍の費用が。
お父さんのお給料は住居・食費・車など基本部分
お母さんのお給料は子供の習い事や余暇の費用に
お父さんの給料が高ければ良いですが、30代中盤から40代は責任が増える割にはお給料が増えません。

お父さんが50代でやっとお給料が増えたら、子供が大学へ。
学費だけでも一人年間120万円。入学金も同額ですから、600万円の学費が必要となります。
やはり、お母さんの給料が月額8.8万円以内では賄えるはずもなく、奨学金や学資ローンに頼るのが現状です。

ライフプランを考えても、実感がなく、目先の社会保険や年金が・・・と
考えて過ごすのが精一杯で。
共働きでフルタイムで稼ぐのがお金的には余裕が出るのですが、子供との付き合いを考えると、意外と短い時間だと気が付くのは定年の頃です。
さて、一度はライフプランを描いてみましょう。

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