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必要なキャリアステップはどこでも共通しているのです。

子どもたちの探究学習に興味を持つようになってから、それらへの自分なりの良い関わり方を考えている。

自分が大学院で研究を進める中で感じていることとしては、当然ながら、そのかかわり方によって、必要になる力が全く異なることだ。

自分自身が探究活動に関わるときの関わり方は、大きく分けて3つあると考えている。

①自分自身が探究的にある物事に取り組んでいくこと。

①では、まずは自分自身が探究的に物事に取り組むための、研究者としてのプレイヤー能力が求められる。それは、目的達成に向けて、適切に仮説検証サイクルを回しながら取り組む力である。

②誰かの力も使いながら、自分の探究に取り組むこと。

次に、②では、目的達成に必要な作業が増えてきた場合に、自力だけでなく他の人の力をも使いながら適切に成果を出す、研究グループリーダーとしてのリーダーシップが求められる。それは、仕事を誰かに依頼するときの説明責任を果たす力や、適切に集団をまとめあげて一定の成果を出す力である。

③誰かの探究活動を支援すること。

最後に、③では、誰かの探究活動がうまく進むように導くための、研究指導者としてのマネジメント能力が求められる。それは、過度に手や口を出さずに忍耐強く見守りつつ、モチベーションの維持なども含めた適切な支援を行う、人を適切に導く力である。

これら3つの段階それぞれについて、やるべきことや求められる能力が全て異なるのだ。

研究者としてはきっと、そのキャリアを積むごとに順番にスキルが磨かれていくのだろうが、もしここで自分が専門の研究者への道を捨てて違うことをするとしたら、それらの力を身につけることはできるのだろうか。

もしかしたら、題材が異なるだけで、本質的には変わらないかもしれない。

まずはプレイヤーとしての能力を磨き、次に少人数のチームのリーダーを任されることを通してリーダーとしての能力を磨き、最後にはさらに大人数の集団をまとめたり指導したりするマネージャーとしての能力を磨く。

これは、一般企業に入っても同様の仕組みでキャリアを踏んでいくのではなかろうか。

私はまだ社会に出たことが無いから実感としてわからないが、何だかそんな気がしている。

ちょっと応援したいな、と思ってくださったそこのあなた。その気持ちを私に届けてくれませんか。応援メッセージを、コメントかサポートにぜひよろしくお願いします。 これからも、より精神的に豊かで幸福感のある社会の一助になれるように挑戦していきます。