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労働は環境に悪い

日本人にとって労働とは果たすべき義務。
労働をしないなんてありえないし、働く時間は長ければ長いほうがいいと日本人は考えている。
そのような労働観を持った日本人からしたら、私の「労働は環境に悪い」という主張は到底受け入れがたいものであり、怒りすら感じることでしょう。

でもねぇ、本当に労働は環境に悪いのです。
人間が働くためには、働く場所がなければいけません。
なので、自然を破壊してオフィスを建設することになります。
オフィスを建設した後は、労働者を集めてCO₂まみれする。
さらにオフィスをメンテナンスするために24時間電気や水道、ガスなどのインフラをつけっぱなしにすることになるので、環境に大きなダメージを与えることになります。
加えて、日本人は世界で最も勤勉なので(大嘘)、オフィスにいる時間も長い。

労働をする機会や働く時間が増えるということは、建設しなければいけないオフィスの絶対数を増やさねばいけませんから、一層環境に対して負荷を加えることになります。
それゆえに、労働は環境に悪い。

これからは、「脱労働」をしていかなければいけません。
1ミリたりとも労働をしないというのは現実的に無理でしょうから、できる限り労働と距離を置くような社会を作っていかなければいけません。
働く時間を減らさない限りは、自然環境は悪化の一途をたどっていくのです。

世界では1日6時間労働、週休3日制を導入する企業が増えています。
自然環境を意識してというよりは人々のライフスタイルを考えた結果だと思いますが、環境保護という観点からはとてもいいと思います。

問題なのは日本。
日本人は世界で最も勤勉であり(大嘘)、生産性を意識して働いているので(大嘘)、労働と距離を置こうとしません。
一応、「働き方改革」なるものによって仕事の効率を良くしようとするポーズは示しているのですが、労働時間の削減、休日の増やすことなどは想定しないので、根本的な問題解決になっていないのが現状。
そういうことを考えると、環境に悪影響を与えているのは実は大日本人なんですよね!
「勤労の美徳」というクソみたいな価値観を大事にするあまり、労働と距離を置くことができない。

日本人が労働に対する意識を変えない限り、世界では一層環境問題が深刻になっていくでしょう。
現在は労働に美徳を求めるフェーズではないのです。




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