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人が辞めない会社は辞めない人を雇っているという話

一般的に人が辞めない会社は良い職場環境を実現していると考えられています。
充実した給料や福利厚生、職場環境や人間関係が揃っているからこそ、労働者が辞めないのだと。

確かに労働環境の良さや待遇は重要な要素だと思います。
けれども、人が辞めない企業というのは結局のところ、辞めない人を雇っているからこそ労働者の離職率が低いのだと私は思います。
私は何度も転職していますし、同様に転職しまくっている人を多数見てきたのでわかりますが、会社を辞める人は労働環境や福利厚生が良かろうが辞めます。
最近、ホワイト企業が緩すぎて退職する人が多数出ているというニュースを目にしますが、そのことからも明らかなように、辞める人は辞めます。

どんなに会社が労働環境を良くしようとも、辞める人は辞めます(しつこい)。
もう本当にそうなんですよ。
辞める人というのは直感的に「この会社は嫌だな」と思い、誰にも「辞めます!」と言わずにある日突然退職するのです。
世間一般的に評価の高い企業に所属していても、「なんか合わないなぁ」と思ったら辞める。
それ以上でもそれ以下でもありません。

逆に会社に勤め続ける人はずっと続けます。
どんなにその企業の労働環境が劣悪であっても、パワハラやなんちゃらハラスメントをするクソ野郎がいたとしても、残業が毎日5時間ぐらいあったとしても続ける人は続ける。
そういう人は良く言えば忍耐力があり、悪く言えば奴隷根性が異常なほど強い。
まさにslave spiritsを持った囚われの奴隷。

人が辞めない会社を作るには要は上記のようなずっと会社に勤め続ける人を雇えばいいのです。
そうすれば、給料や福利厚生なんて整備しなくても、人が辞めない会社を創造することができます。

というのは悪い冗談ですが、離職率を低くするには同じ会社を何年も勤め続けた人を中途採用で雇いまくればいいのです。
人が辞めない会社は一見すると良いイメージを私たちに抱かせますが、必ず何かしらのからくりがあるのです。

重要なのは自分自身が転職を決断したり、退職を決断したり、独立を決断することです。



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