令和6年9月20日の昼飯
本日、食したカップラーメンはこちら!
サッポロ一番
「刀削風麺 坦々風まぜそば」
花椒の爽やかな香り
だぁぁぁぁぁぁ!
早速! いただきます!
ケツがいてぇ!
ああ!ケツがいてぇ!
ケツがいてぇ!
椅子にも座れぬ、この体……
されど!茶くみの能力大幅UP⤴www
ということで、キーボード叩くの……もう、限界……
なので、「限界」つながりのお話を……マジで痛い……
そんな頃……
水洗便所の個室の中からミーニャの悲鳴が聞こえてきた。
「いやぁぁあぁ! なんでぇぇぇぇぇぇ!」
そう、個室の中ではトイレに座ろうとパンツを下げたミーニャが焦りの表情を浮かべていたのだ。
というのも、控室の中にビン子が飛び込んできた瞬間、取り換えプラグをある穴の中にとっさに隠したのである。
――だって仕方ないじゃない! 形がそんな形だったんだから!
だからこそ、ポケットの中を探すビン子には見つけられなかったのだ。
だが!
だがしかし!
ブリブリざえもんたちが再び進軍を再開した、今!
ある穴の中に隠した取り換えプラグが取れないのであるwww
――なんで取れないのよ!
焦るミーニャは必死になって指を突っ込むのだが、プラグがピタリと引っ付いて動かないのである。
それはまるで直腸の腸壁にア〇ルプラグの表面が融合加工されたのではないかと思えるほど。
だが、ブリブリざえもんたちの進軍がそれで止まる訳はなかった。
ブリブリ! ブリブリ! ブリブリ!
大腸から直腸に向けて進軍を続けるブリブリざえもんたち!
そして!
ついに!
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ♡」
ブリブリざえもんはア〇ルプラグと奇跡の邂逅を果たしたのであったwwww
「できたぁぁぁぁぁぁぁぁあ!」
タコ様が縦横無尽に動き回り爆笑を誘っていたステージにタカトの声が響いた。
「何ができたの!」
既にこのステージからいなくなっているユングラーに代わってビン子がタカトに問いかけた。
それに対してタカトは自信満々に答える。
「実はな、この『エロ本カクーセル巻き』には秋田犬モードという裏モードがあってだな……」
「秋田犬モード?」
「そう、秋田犬モード! 読んでいるエロ本に飽きた時、別のプラグに用意したエロ本と取り換えるモード。すなわち! 秋田犬モードとは『取り換えプラグ』によって取り込まれた物体を、この『エロ本カクーセル巻き』で取り出すモードなのだ!」
「って、もうそれは聞いたわよ!」
「だが、ビン子、お前が稼いでくれた5分で『エロ本カクーセル巻き秋田犬モード』を『YAMATOモード』に改良できたのだ!」
「YAMATOって、あの白い闘犬物語のヤマト?」
「アホか! そんなことだと高橋よしひろ先生に怒られてしまうだろうが!」
「なら! いったい何なのよ!」
「今回のように取り換えプラグがどこに行ったのか分からなくなった時のための非常用手段だ」
「そんなのがあるのなら、最初から言ってよ! わざわざ探しに行く必要なんてなかったじゃないの!」
「だが、これは試作段階なんだ……プラグの異次元とカクーセル巻きの異次元とを次元跳躍させるモード、すなわちワープ!」
「って! 宇宙戦艦のほうかい!」
「これにより、プラグの中の物体を強制的にカクーセル巻きから取り出すことができるのだが、失敗すれば二度とプラグの異次元と接続することができなくなるんだ……そうなると、二度と……まともなカレーを食べることは叶うまい……」
確かに……それだとビン子が作った『電気ネズミのピカピカ中辛カレー』を食べ続けなくなるため大変だ……
だが、今はそんなことを言っている時ではないのだ。
そう、コンテストの終了時間は迫っている。
今、審査員たちにこのカクーセル巻きの性能! いや! カレーを提供しないと0点の札が掲げられるのは確実なのだ。
ステージの上で強い意志で立つタカトは覚悟した!
そして、『エロ本カクーセル巻き秋田犬YAMATOモード』を頭上に高く掲げると大きく叫ぶのである!
「開・血・解・放おぉぉおぉぉ!」
「も♡ 漏れるぅぅぅ♡」
と、水洗便所の中で呆然と立ち尽くしたミーニャは覚悟した。
そう、太ももから垂れる茶色いお汁……
そうなると……あの子、なんかウ〇コ臭いわねwwwと、笑われながら家まで奇妙な冒険をしないといけなくなるのだ。
――そんなの嫌……
ならば、今すぐにでも人目を避け、近くの水道で洗わないといけない……
でも、洗っても……きっと……茶色い色は残るはず……
――こんな姿見られたら……アイドルなんて絶対無理だよ……
……死にたい……
でも、その時、ミーニャは何か違和感を感じたのである。
そう、太ももを伝わってくる茶色い液体の感触が……全くないのである!
そっと、お尻に手を当ててみる。
ヌルヌルの感触が伝わってくると思っていた……
それが、乾いた感触、いや、若干、湿った感触しかなかったのである。
念のためその湿った感触のついた手を鼻に近づけ確かめる。
この匂い……汗?
そう、手についていたのは焦った際に発汗した冷汗。
あの臭いニオイではなかった。
――ということは、漏れていない?
今度は両手で念入りにお尻を触ってみるのだが、やはり漏れだした感触はないのである。
――もしかして⁉
そう、そのもしかしてであるwww
「トイレの神様♡ありがとうございます♡」
トイレの中で感動の声を上げるミーニャは天井を見上げ自然と祈りをささげていた。
「ミーニャ♡ ついにホントにトイレに行かない美少女になっちゃいました♡」
だが、三たび!動き出すブリブリざえもんたち!
しかし、今のミーニャは余裕だった!
「来るなら! 来いや!」
ブリブリ! ブリブリ! ブリブリ!
大腸を駆け抜けたブリブリざえもんたちは、勢いそのままに直腸に突っ込んだ!
そして、そこに装填されたエロ本カクーセル巻の取り換えプラグの先端にぶつかったのである。
だが、その瞬間、直腸内のブリブリざえもんたちの姿が消えたのだ。
そう、ブリブリざえもんたちは取り換えプラグの先端を通して異次元空間へと放出されていったのである。
タカトの作った道具は使いまわしができるコンドームとは全く違う!
使用者を吸い込むなど安全性に欠けるのは融合加工道具とは言わないのだ!
だからこそ! タカトの道具は使用者を吸い込むことなく、対象の物体のみを確実に異次元に取り込むのである。
えっ? 開血解放してないだろうって?
だって、ここは女の子の中ですよwww
腸壁からちょっとした血液成分を吸い出すことなんて容易なんです。
これにより、ミーニャはトイレにいかない本当の美少女という体でアイドルの階段を上りだすのであった。
だが……
この時、このトイレの中のミーニャは忘れていた……
肛門括約筋と尿道括約筋がつながっていることに……
そう、排便を調節する肛門括約筋を支配する神経と排尿を調節する尿道括約筋を支配する神経は互いに連絡しており、当然に片方だけを動かすということはできないのである……
もう一度、念のために言っておこう……エロ本カクーセル巻の取り換えプラグが入っている穴は後ろだけ……
ということで……当然に……この後……
ジョボ……ジョボ……の奇妙な冒険をしなければならなかったのだwwww
一方、ステージの上では審査員たちがガミ……ガミ……と小便ではなく小言を漏らしていた。
というのも、いつまでたってもタコさんウィンナー以外のものが出てこない。
というか、タコさんウィンナーすら出てこなくなっていたのだ。
「いい加減にしろ!」
もう、5人の審査員たちのガミガミ声はマックスに!
そんな時、やっとのことでタカトがステージの真ん中に帰ってきたのである。
そして、審査員たちのほうに体を向けると、腕につけた『エロ本カクーセル巻き秋田犬YAMATOモード』を高らかに掲げたのだ。
そんなタカトの脳内では、いまや波動砲、いや、カレー砲発射シーケンスが読み上げられていた。
森三中尉「ガミガミ船団確認! 前方500万μm!」
沖田浣腸「エロ本カクーセル内、圧力上げろ! 非常弁全閉鎖!」
徳川頼乳房「エロ本カクーセル、圧力上げます。非常弁全閉鎖!」
沖田浣腸「取り換えプラグへの回路開け!」
徳川頼乳房「……回路開きます」
コブダイ(魚)「カレー砲、カクーセル異次元内圧力上がります!」
徳川頼乳房「全カレー粒子!エロ本カクーセル放出口へ。強制注入機作動!」
沖田浣腸「カレー砲、安全装置解除」
コブダイ(魚)「安全装置解除! セーフティーロック0 圧力発射点へ上昇中・・・あと0.2! 最終セーフティー解除。圧力、限界!」
沖田浣腸「カレー砲、用意……操縦をタカトに渡せ」
タカト「ヨシ!俺に任せとけ!……エロ本カクーセル巻き放出口をガミガミ船団にあわせます! ターゲット・スコープ、オープン! 電影クロスゲージ、明度20!」
徳川頼乳房「カレー粒子、出力……上昇!」
沖田浣腸「発射10秒前! 耐激辛ショック! 耐閃光防御!」
タカト「……5……4」
ビー! ビー! ビー!
徳川頼乳房「沖田浣腸! 待ってください! カレー粒子内に大量の異物の混入を確認しました!」
沖田浣腸「なんだと!」
タカト「……3」
森三中尉「異物粒子!カレー粒子とほぼ同量! いやそれ以上の粒子量です!」
徳川頼乳房「沖田浣腸! このままカレー砲を放てば、我が艦のダメージは計り知れませんぞ!」
沖田浣腸「うぐっぅぅぅ!」
タカト「……2」
沖田浣腸「くそっ! プラグ内にいったい何が混入したというのだ! カレー粒子しかなかったはずではなかったのか!」
徳川頼乳房「そのはずなのですが……現に異物の混入を確認している以上……」
森三中尉「異物の同定が完了しました!」
タカト「……1」
沖田浣腸「異物の正体はなんだ!」
タカト「……0」
森三中尉「えっ! この異物の正体は……大量のうん……」
沖田浣腸「もう『コ』だろうが『チ』だろうが間に合わん! 構わん! このまま!ぶっぱなせぇぇぇぇぇえ!」
タカト「開・血・解・放おぉぉおぉぉ!」
カレー砲! 発射ぁぁぁぁぁ!
その翌日の第七駐屯地。
休息奴隷となった権蔵は内地に戻るため工房内の片づけをしていた。
そんな権蔵に一之祐から「今すぐ部屋に来い!」との命令が伝わったのだ。
――何事じゃ……
今更、休息奴隷を取り消すような一之祐ではない。
だが、伝令の兵士の慌てた様子を見るとどうもただ事ではなさそうだった。
片付けの手を止めた権蔵は急いで一之祐の部屋のドアを叩いたのだ。
「権蔵ですじゃ」
しかし、部屋の中から一之祐の声が返ってこない。
もしかして、入れ替わりで留守なのだろうか?
――あれほど今すぐ来いと呼び出しておいて? そんなことは……
権蔵はドアのノブに手をかけ、ガチャリと回した。
静かに広がっていくドアの隙間の奥に机に両肘をついた一之祐の姿が見えた。
――なんじゃ……いらっしゃるじゃないか……
そう思う権蔵は、ドアを開けると「失礼します」と声をかけ中に入った。
だが、一之祐は微動だにしない……
それどころか、机の上に立てた両手に額を押し付けて顔を上げようともしないのだ。
「いかがなされましたか?」
机に近づく権蔵は心配そうに声をかけた。
ようやく顔を上げた一之祐。
その顔は少々疲れ切っていた。
死んだ目のような一之祐は乾いた笑みを浮かべながら一つの新聞を権蔵の足元に放り投げたのである。
バサリ。
権蔵は足元に投げ捨てられた新聞を拾い上げる。
どうやら、一之祐はこの新聞を読めと言っているのであろう。
だが、新聞のページは十数ページとあるのだ。
いったいどのページを読めと言っているのであろうか……
しかし、そんな心配とはうらはらに、権蔵は新聞の一面に目がとまった。
そこには……
「大惨事! 一之祐様の推薦者! 道具コンテストで汚物をぶちまける!」
と、あったのだ。
それを見た瞬間、権蔵も固まった……
そう、一之祐の推薦者といえばタカトの事である。
確かに、タカトの作るモノは少々変なものばかりであるが、その融合加工の才能は権蔵も買っていた。
そのため、権蔵は優勝とまでは言わないが、それなりにタカトはいい成績を残すものだと信じていたのである。
それがどうだ……
――タカトが道具コンテストで汚物をぶちまける?
あのタカトが?
いやいや、何かの間違いだろう。
まあ、最悪、エロ本でも出して審査員の怒りを買うぐらいのことは権蔵にも想像がついた。
だが、汚物をぶちまける?
すでに権蔵の想像の斜め上をいっている。
もう、いったい何のことだかサッパリ分からない。
そんな権蔵は、新聞の文面に静かに目を通し始めたのだ。
第625話 進撃のブリブリざえもん! より
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