妻の境界性パーソナリティ障害を治すために取り組んだことの全てをお伝えします
妻が境界性パーソナリティ障害(境界性人格障害、ボーダー、BPD)でした。
妻は、僕のふとした一言や行動で、さっきまでの機嫌が嘘だったかのように怒りだし、何時間にもわたって僕に暴言を浴びせたり、ケンカ中に急に家出をしたり、仕事などで連絡が取れない時に何十件もの着信履歴やメッセージが入っていたり、何回もスクロールできるくらい長文の叱責LINEが入っていたりしました。
僕は、本当に悩みました。
「本当にこれからの人生を一緒に歩んでいけるのか?」
「この先ずっと、理不尽なことで罵倒され、否定され、ストレスを抱えながら生きていくのか?」
この記事では、
妻の境界性パーソナリティ障害の寛解(症状が出ないようになること)に向けて夫である僕が取り組んだことをご紹介します。
わたしたち夫婦の場合は、これからご紹介することを数か月実践したことで妻の境界性パーソナリティ障害の症状がなくなりました。
この記事では、次のような悩みを解決します。
・境界性パーソナリティ障害の彼女・妻と別れずに、健全な関係を築いていきたいけど、どうしたらいいかわからない
・これから先、境界性パーソナリティ障害が治るのかとても不安
・彼女や妻からの辛辣な言葉・暴言で傷ついている
・情緒不安定な彼女や妻に安定してほしい
・理不尽な要求や長時間の暴言に耐えられず、感情を爆発させてしまう
この記事を作成した理由は、もちろんあなたを救いたいからです。
境界性パーソナリティ障害を抱える恋人や妻との暮らしに希望を見出してほしいから全力で作りました。
昔の僕がどれだけ探しても見つからなかった答えが、この記事の中にあります。
僕が取り組んだことを、ぜひ実践してみてください。
実践したその日から、効果は出始めます。
実践することができれば、最終的に、あなたのパートナーの境界性パーソナリティ障害が寛解するまでにかかる時間を数年間は短縮させます。
僕は医者ではないので、医学的に根拠がないこともあると思います。
ただし、実際に境界性パーソナリティ障害の妻と長年生活し、寛解といえるところまでたどり着いたのは事実です。本物の声です。
もちろん、境界性パーソナリティ障害の方全員にあてはまる(効果がある)とは限りません。症状や原因は、人それぞれです。
僕たちの場合は、こうしたら効果がありました、というものです。
実践したけど効果が全然ない!という方には、全額返金します。
自分を救えるのも、相手を救えるのも、あなたの行動次第です。
「絶対に変わらない。無理だ。」と思うかもしれませんが、私たち夫婦の場合は、実際に変わりました。
`こういったケースが世の中には存在する。`
そのケースを示すことで、
あなたが少しでも希望を持つことができますように。
過去の自分
僕は、妻と結婚して8年目の31歳です。
7か月間の同棲を経て、入籍しました。
同棲中も言い争いは何度もありました。
僕の言動によって妻は不安定になり、何時間にもわたって僕に暴言を浴びせることも多々ありました。
理想化とこきおろしは、繰り返されました。
妻の理想としている姿にならないといけない、その考えが、常に頭の中にありました。
当時の僕は、妻との関係について、誰にも相談できませんでした。
正確には、相談しても理解してくれる人が周りにいませんでした。
第三者からすれば、
「そんなの別れればいいじゃん。」の一言に尽きるからです。
実際に、「境界性パーソナリティ障害 妻」と検索すると、「離婚」に関するページがたくさん出てきます。
「普通」の人なら別れてしまえばいいのかもしれません。
ただし、僕の場合は違いました。
妻がそうであるように、僕もパーソナリティに障害を抱えていました。
誰かに必要とされたい。相手に嫌われたくない。
人間なら誰しもが抱く欲求です。これが僕の場合、異常に強かったのです。
目の前の相手から、嫌われる、否定されることが怖くてたまりませんでした。
この恐怖があるせいで妻との関係において適切な判断や、冷静な対応ができなくなっていました。
当時の僕は、妻の要求に応えることが、他の何よりも優先すべきことになっていました。
高校・大学の仲の良かった友人たちや、自分の親でさえ僕の中での優先順位は低くなっていきました。
自分が今まで築き上げてきた人間関係は全て断ちました。
妻の要求に応えるため、SNSのアカウント(LINE、Facebook、Twitter)は全て削除し、
連絡帳のデータも全て消去しました。スマホのパスワードも自ら妻に教えました。
恋人・夫婦といえども、プライベートは尊重されるべきです。
スマホのパスワードを共有し、常に監視しているような関係は、明らかに境界線を超えていて、健全な関係とは言えません。
しかし、当時の僕は、それすらも受け入れていました。
むしろ、自暴自棄に近い感覚で、自分の自由を放棄しました。
自分のことはどうでもいいから、とにかく安定してほしい。
毎日言い合いをするのは疲れた。
長時間罵倒されることも疲れた。
否定されたくない。
とにかく妻に嫌われたくない、不安定な状態にさせたくない、という感情が自分の頭を支配していました。
本当は、対等で、互いを尊重しあって、互いに成長していけるような自由で平等な関係を築いていきたいのに。
目の前の人から嫌われたくないという恐怖のせいで、自分の意見を主張することができませんでした。
ましてや、妻と別れることなど、当時の僕に選べるはずがなかったのです。
現在の自分
結婚してからの8年間で、境界性パーソナリティ障害について学び、否定しないコミュニケーションについて学び、妻のことを理解しようとし続けました。
その結果、妻は妻自身の力で、目に見えて変わりました。
また、妻が僕に与えてくれる優しい言葉や尊敬の言葉によって、僕自身も変わることができました。
かつての「相手に嫌われたくないから自分を犠牲にして相手の要求に応える」というマインドではなく、
「自分を犠牲にすることなく、本心から妻に何かしてあげたい」と思えています。
他人の目を気にしすぎることなく、ありのままの自分を認めて、社会と関わろうと思えています。
夫婦で一緒に問題を乗り越えたという達成感が、僕たちの心を満たしてくれています。お互いに成長させてもらえたという絆のようなものが生まれました。今後もたくさん問題は降りかかってくると思いますが、僕と妻ならきっと乗り越えられる、そう確信しています。
境界性パーソナリティを持つパートナーと付き合っていくうえで必要な5つの心構え
この5つの心構えは、自分を守る最強の鎧になります。
・人は変えられない
絶対に忘れてはいけない大前提は、「他人は変えられない」ということです。変えられるのは、自分自身だけです。人を変えようとしても、絶対にうまくいきません。あなたの心は疲弊し、ストレスを抱え、相手に対し怒りや軽蔑の感情を向けてしまいます。あなたがあなたの奥さんの境界性パーソナリティ障害を寛解させることはできません。あくまでも、本人が自覚し、自分自身で変わっていこうという意思が必要なのです。
あなたの役目は、そう思えるような環境を作ってあげることです。
・継続すること
すぐに劇的な効果はでません。ほとんどの場合、ほんの少しずつ、変わっていきます。安定していきます。大切なのは、継続性・普遍性です。けんかしたからやらない、良いことをしてくれたからやるというような条件付きの実践は逆効果です。見返りを求めない「無償の愛」を心がけましょう。
・自分一人で抱え込まないこと
パーソナリティ障害は手ごわいです。一人で抱えきれるものではありません。当事者の人も、パートナーの人も信頼できる人を見つけてどんどん相談した方がいいです。抱えきれなくなって自滅する可能性が高いです。(僕がそうでした。)その信頼できる人の中に僕も入れてもらえるととても嬉しいです。
・完璧を目指さない
あなたは人間です。機械ではないし、疲れるし、怒るし、ミスをするし、つい連絡を忘れるし、相手に冷たく接してしまうときだってあります。それでいいのです。そのあと相手に対してどうフォローをするかを考えればいいのです。大丈夫です。自分を責めないでください。
・自分を犠牲にしないこと
最重要ポイントです。自分を犠牲にしないでください。人生を捧げるのと、自分を犠牲にするのは違います。どちらか一方が我慢を続けている関係は、長く続きません。
この5つは、くじけそうになったとき、思い出してください。
それではさっそく、僕が取り組んだことをご紹介します。
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