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素晴らしい絵画は人を傷つけない

東京ばかり注目を浴びているけれど、大阪も昨日と今日と「不要不急の外出は控えるように」と府知事のお達しが出ている。

昨日、どうしても外出しなければいけない用事があったけれど、歩いてみるといつも賑やかな場所は閑散としていて、怖いぐらい静かだった。

とにかく早く帰りたくて、用事を済ませて帰宅した。今日は今日で、食料品を買いに出ると、いつ大阪も外出禁止が厳しくなるかわからないからと、大量に買い溜めをしている人がいて驚いた。

テレビを見ても、気分が重くなるし不安感を煽るようなことばかりで、ついに毎日頭痛がひどくて、持病を診察してくれている先生が「不安感で気持ちが重いねんなぁ。辛い時はその手の情報から離れてみて」と。

とはいえ、頻繁にニュース速報で「どこそこで○○人感染」と出ると、心が反応して体に症状として出てくるから、困ったものだ。

先日、カウンセラーさんから「ペンさんって、話を聞いていると書道も好きだし、絵も好きそうですよね。絵本はどう?」と一冊の絵本を見せてくれた。

題名は忘れたけれど、大人の心もほっこりさせるような話の絵本で、カウンセラーさんがぜひ私に読んでみて欲しかった本らしい。

絵本は大人となった今でも好きで、娘を産んだ時に、絵だけでもいいからと見せていたことがある。今でも気に入った絵本があれば購入して読んでいる。

私自身が絵画は大好きで、母がよく美術展に連れて行ってくれた。いろんなジャンルの作品展を見て、お気に入りの作品は多い。

しかし、「日本画が大好きやねん」と若い時に付き合っている男性にいうと「そういうのには興味ないねん」と振られる要素になって、主人と出会うまでの間、付き合っている男性に自分の趣味を全て素直に明かすことは避けるようになっていた。

どうしても見たい作品展がきた時に、主人とつきあっていた時で、「私、絵が好きやねん。見に行きたいねんけどあかんかなぁ」と思い切って話した。

「あかん。ふられるかもしれんわ」

あきらめていると「いいよ。僕、絵は詳しくないけれど、ペンさんが好きなものは一緒に見たい」と行ってくれてつきあってくれた。

つい最近カウンセラーさんから「好きなものを隠すことはないし、せっかくいい心の癒し場所を持っているなら、大切にしてね」とアドバイスを受けた。

その話をすると、主人は一生懸命私が好きな日本画家さんの簡素な画集を買ってきてくれた。

洋画ならモネ、ゴッホ、ルノワール、ピカソは見に行ったし、宗教画の作品展も見に行った。作家ごとに歴史があって、いきなり画風が変わって驚くこともある。

日本絵も、いきなり画風チェンジをする人はいるけれど、よくよくその人の人生を調べると、画風の変化と人生とがリンクしていて、面白い。そして、絵で気持ちを表現はするけれど、「人の心を傷つけることはない」と思う。

絵で表すことで、自分の今の気持ちを切り替えていくのだと思う。八つ当たりで書くのではなく、「自分はこう思う!」とかでもなく、限りなく「自分が思い描く美しい心の世界」を築きたいのだろう。

実は、Instagramで仲良くしていただいている方で、思うように外に出れない子供さんの為にと、本作りを紹介してくれている方がいる。絵が下手でもいい、何を書いても構わない、褒めてあげることが大事と書いていた。

気になるので、一度作ってみたいなぁと思うけれど、できるかしら?

素晴らしい絵画は、誰の心も傷つけない。癒しイオンを出す素敵なものだから、息抜きにと大切にしたい。

ちなみに、昼からニコニコ生放送で休館中の京都近代美術館から、展示中の作品の中継をしてくれていた。いやなことが続いていたので、配信してくれたニコニコ生放送に感謝だ。

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