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両手は、出会うために使ったらいいじゃないかー’ジミー’「出版前に」読書会、満員御礼

私は、たいていのことが怖かった。

人間関係は、特にそう。いつも「どうして自分は、クールに振る舞えないのだろう」と思う。

感情がバタバタするから、出来事なんて少ない方がいいのか、と思うこともある。

「他の人はどうしてそんなにサラリとできるのかな」と自分が恥ずかしくなることもある。

だけど、思う。

「失敗したら怖い」とか「嫌われたら困る」と引っ込んでる方が、楽だろうけれど。

失敗しないのが、いい人生なのだろうか。成功なのだろうか。それは、豊かな生き方なのだろうか。

私は、本当は何をしたいのかと、よく思う。

noteを書くようになってから、私は、たくさんの人の記事を読み、交流するようになった。

ペナンに住んでから日常的に会う人は生徒さんぐらいしかいなかったし、noteは、私の人生に大きな変化を与えた。

ここで出会って、ヨガやZoomイベントに参加してくれたりする人もたくさんいた。

嬉しかったし、楽しかった。

直接会わなくたって、私の文章をずっと読んでくれる人がいることは、支えになっていた。

私に心の暖かさをくれた。

年齢も性別も住んでる場所も仕事も接点がない人と、ここで「出会う」ことは素敵だった。

今思うけれど、私はnoteで何を求めていたんだろう?

隠すことでないから、正直に言うけれど、私がnoteを始めたのは、コロナでスタジオクラスを閉じたことがきっかけだ。

オンラインになったら生徒さんが去っていったし、トライアルの人も来なくなった。だから、「ヨガを始めてくれる人がいればいいな」と最初は思ったのだ。

ただ、それなら、もっと「かっこよく」書く方が利口だったろう。

英語も喋れて、外国に住んでて、こんな経歴があって、、。自分を「盛って」見せた方が賢い。そういう人は、世の中をうまく渡れるし、お金だって稼げそうだ。

だけど、私はそうできなかった。

書こうと思うと、正直なことばかりが出てしまうのだ。

私の思うこと、感じたこと。

劣等感や辛かったこと。恥ずかしかったこと。

かっこ悪い、私の姿だった。

結局、私は、出会いたかったんだと思う。

かっこ悪い私のままで、誰かと出会いたかったのだと思う。

書くのは、不思議なことだ。いつの間にか、本当のことが出てしまう。私は、自分の「本当のこと」を出したかった。そして、ほかの人の「本当のこと」と出会いたかった。

いい大人なのに、青臭いこと言ってるかもしれない。大人になって「心の底を話す友達なんてできないし」なんて諦めたふりをしてたのに。

心の奥底では、ずっと誰かの「本当のこと」と出会いたい、って思ってたんだろう。

だから、noteにいることが好きだったんだろう。

無防備になることは、難しい。

noteでは、ほとんどの人は匿名だし顔も出してない。だけど、私は、名前も顔も職業も、マレーシアに住んでる、ということも出してる。

本当は怖い気持ちもある。

私を、受け入れてくれるだろうか。しかも「私、小説を書いたんですよ。生まれて初めて。それを読んでほしいんです」だって。

「自信があるから」言ってるのとは、少し違う。

だけど、それでも出会いたいと思う。

そうまでしても、恥ずかしくても、自分から手を伸ばそうと思ってしまう。

私は、書きたいのだ。

そして、そんな風に、あなたと出会いたいのだ。

「ジミー」の読書会。

noteではやらないつもりだった。誰がくるかわからないし不安に思ったから。

それに、「初めて書いた小説、読んでください」だ。馬鹿みたいと思う人もたくさんいると思った。そんなの読みたくないと言われるかもと。

だけど、私は気づいた。

「誰が」そう言ったんだろう?

「私が」壁を作っていたのではないか。自分が傷つきたくないから。笑われたくないから。

ほかの人はまだ何も言ってないのに。

「私が」

そんなに、怖い?

それなら、誰も、近寄らなくて当たり前じゃないか。


自分だけを守ってきた両手を、空に解こうと思うんだ。

こんな風に生きてきて、私は、よかったのだろうか。

両手は、出会うために使ったらいいじゃないか。


私から両手を広げることも、できたのに。

今までだって、できたのに。

そう思うんだ。



もう、そんな風に、生きたいんだ。


<終わり>

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'ジミー'「出版前」読書会を行います。

※募集人数に達したので予定より早く〆切になりました。お申し込みありがとうございました。

画像はイメージです。参加者には、横書きのPDF(「ジミー」全文の原稿)をメールでお送りします


ジミー<クラファン 直前>「出版前」読書会

日にち 12月19日(日)

時間 (日本時間)16:00-17:00

場所 Zoomオンラインルーム(お申し込みの方にご案内を送ります)

参加費 無料

ご参加条件 noter限定。また、12月7日時点で、すでにエイミーのフォロワーであること

申し込み〆切 12月11日(土)23:59 

満員御礼ー〆切ました

流れ

1)お申し込み

2)12月12日(日)以降(実施の有無が決定してから)、ご案内をメールで送ります。また、’ジミー’の原稿を一緒にお送りしますが、必ず読書会までにお読みください。(一気読みすると、2時間程度が目安)

3)当日、Zoomルームに入り、楽しくおしゃべりしましょう。


※全員が安心してご参加いただけるよう、ビデオはONでご参加ください。

※’ジミー’の原稿は、出版前のものになります。取扱に注意することなどをお約束くださる方のみご参加ください。ご家族などにもシェアすることはできません。

※ 私のnote記事を読んで「あう」と思われる方には「ジミー」はいいと思います。私の文章が苦手な方、あわないと思われる方にはお勧めしません。現在、試し読みはないので、それでお申し込みのご判断をしてください。

※初めてお顔を合わせる方がほとんどと思います。少人数で、リラックスした雰囲気。お互いに思いやりを持ち、優しく楽しくいい時間を過ごしましょう。

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お申し込みメッセージもいただいています

エイミーさんの作品を拝読したく、また、エイミーさんご本人とお話がしたく、応募させていただきました。
「ジミー」の出版を心待ちにしていました。
本が出るまで待とうと思っていましたが、一日も早く読みたい気持ちが抑えられません。
心から楽しみにしています


お申し込みはこちらから↓







いつもありがとうございます。いま、クンダリーニヨガのトライアルを無料でお受けしているのでよかったらご検討ください。