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日常に関わりを仕掛ける
コミュニティナースとは何する人なの?
最近よく聞かれるのですが
その場でスッキリ説明するのがなかなか難しいので書いてみようと思う
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暮らしの中で、不調のサインを察知することができていれば
日常生活で看護師と会える場面というと
皆さんどんな場面を思い浮かべるだろうか?
だいたいの方が、体調を崩したり身体に異変を感じて病院に行って初めて看護師と出会うと答えると思う(親族に看護師がいたりとかいう場合は別ですが…)
しかし病院に行く前に、まちで暮らしている段階でケアが実践されれば、病気や介護が必要な状態にならずに済むかもしれない
その考えを元にして、暮らしの中で人と繋がり、相手の健康おせっかいをやける程度まで関係性を構築して必要なケアを展開していくというのがコミュニティナースという活動
そういうのって保健師の役割じゃないの?と思われる方も多いと思うのだが、コミュニティナースは保健師よりももっと、まちの生活に溶け込んだ態度やあり方だ
コミュニティナースとは、コミュニティナーシングという看護の実践にヒントを得た活動そのものについた名称、実践のあり方、生き方そのものを指し人とつながり、まちを元気にするのが共通のコンセプト
時に人と人とを自然と引き合わせて繋いでみたり
暮らしの動線上に繋がりを仕掛けたり
だれかのやってみたい!に伴走したり
私はそんなことをやっている
直接的に医療行為するわけじゃないけれど
街の情報をお薬に変えて処方することで対象者を元気にしていく社会的処方の考えで私は活動している
コミュニティナーシングという言葉に明確な定義無く、地域によってあり方はさまざま
コミュニティナース=看護師をイメージする方も多いと思うけれど
実は実践のあり方を指すものなので、何か特定の資格が必要なものではない。
郵便局員や鉄道職員が取り組みとしてコミュニティナーシングを実践していたりもするし、学生の実践者もいる
私の場合、コミュニティナースと自分で呼んで、まわりからもそう呼ばれているけれど
解釈的にはコミュニティナースという活動を実践している看護師という立ち位置になる
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暮らしのなかで地域の方々と顔の見える関係性を築き、互いに助け合うコミュニティを広げていく
結果的に育児や介護の負荷を減らしたり、孤独孤立状態を和らげたり、病気の進行を未然に防げるかもしれない!
私の最終目標はそこです
コミュニティナースカンパニーCNCが挙げている具体的活動例をおおまかに挙げると
・その地域の方々のことを知る
・みんなと接点がつくれる「場づくり」を行う
・暮らしの動線上で自然な形で出会ってコミュニケーションを取る
・住民と接する中で、少しでも異変を感じたら必要な支援につなげていく
だいたいこんなステップで活動されている方が多いと思うのだが、地域の個性に合わせてやり方はさまざま
コミュニティナースが100人いたら100通りの実践がある
要は、戦略的に住民とつながりをつくって健康おせっかいをやく活動といったところ
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暮らしの動線上に関わりを仕掛ける
私がこの半年ほどコミュニティナースとして川崎市多摩区で取り組んだ事例を少し紹介したい
シェア本棚で展開する暮らしの保健室
・みんなの保健室
・コミナスラボ
・お店番ラジオ の3本柱で運営
最近コラボ保健室もはじめた
駅前本棚の棚主ひとりひとりを街のリンクワーカーと考え、メンバーの得意を処方としてシェアしてもらう保健室
まちの縁側企画NAGOMI
パパママ赤ちゃんの子育て休憩所としてだけではなく、どんな世代も利用できるまちの縁側
縁側ですれ違うことで気づけるものがある
医療者を病院で初めて出会う存在から、縁側で一緒にお茶を飲んでなごむ身近な存在へ
助産師がママと子の個のケアを
コミュニティナースが多世代に輪を広げていく取り組みを暮らしの動線上の街の美容室で展開
今年度の目標で取り組み中なのが
レモネードスタンド(名前はまだ無い)
美味しい!楽しい!嬉しい!から思いを伝えて繋いでいく取り組み
その他にも駅前本棚コアキナイや駄菓子たぬきやなどなど取り組んだものがたくさんあるのだが(ご近所ディスコ黒いハコとか)
そのへんはnoteに書ききれないのでInstagramで
それにしても上半期いろいろ取り組んだなぁ
なぜ取り組んだのか どうしてこのような活動をしているのかは 少しずつ文章化しているけど
いつか時が来たら話したい!機会があるといいな
コミュニティナースが気になった方は全国のコミナスにつながるデータベースがあるので是非覗いてみてね
下半期のコミュニティナースたまにも、是非とも巻き込まれてみてほしい!
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