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みんなの保健室


駅前本棚のお店番の時間を利用して、暮らしの保健室を運営している


もともと未来をつくるkaigoカフェ・ファシリテーター講座の実践演習から生まれた企画というのは前記事に書いたのだが(よかったら読んでみて下さい)

はちゃめちゃやってるように見えて、きちんと対話のエッセンスは仕込んであるつもり

みんなの保健室


暮らしの保健室の機能
を参考に月1ペースで運営

拠点としている駅前本棚が民営という強みを活かして、敢えてロックンロールな味付けにしている

過去回: 毎度 告知画を考えるのが楽しみ

暮らしの保健室の開設要件は一応すべて満たしている

開設要件その1:利用は「無料」で「予約なし」

ふらっときてもらって 適当に過ごしてもらう
本読んでいても お弁当食べてもヨシ 
ギターが登場した回もあった 絵を描いていたひともいた

私の話とか悩みとかを聴いてもらう時も多々ある 
(自分の企画の壁打ちとかやったりアイデア出ししたりしている)

ここから新しいプロジェクトが生まれたりもした
NAGOMIまちの縁側もそのひとつ

開設要件その2:暮らしの保健室の機能のうち以下3つを満たす

1. 暮らしや健康に関する「相談窓口」

医療機関ではないので医療行為は行わない
保健師の領域も侵さない

まちのひとと信頼できる関係性を築くのがコミュニティナースのミッション
日常会話の中でぽろっと出た困りごとを吸い上げて、掘り下げて必要があれば適切な社会資源にお繋ぎする

シェア本棚を拠点にしている特性を活かして
薬ではなくつながりを処方して心と身体をよくする社会的処方の考え方を採用

2. 在宅医療や病気の予防についての「学びの場」

私の本のラインナップに専門書が多めなのはこの要件を満たしたいためでもある
在宅医療や介護する人の気持ちが軽くなる本を多めに選んで常設している

私は保健室の中では専門家ではなくて、ただ隣にいる人でありたいと考えている
そのため専門知識の提供はあえて選書という表現に頼っている 
専門職との関わりしろのハードルは極限まで下げたい

3. 受け入れられる「安心な居場所」

どんな人でもお気軽にどうぞ 
ケアするされるの関係性も敢えて曖昧に

特に用事や相談なんてなくていい
仕事や家事の合間におサボりしにきて欲しい

ただのんびりしにきてくれたら嬉しいし
一緒にコーヒー飲んだりお菓子食べてのんびりしたい


駅前本棚気になっていたけど、いつも混んでいて入りにくいな…って感じている人も来て欲しい

安心して本が読める場所として保健室を利用してくれたら嬉しい

●開設要件その3:他の活動や名称は、地域のニーズやスタッフの持ち味を生かして自由に

この項目だけ"待ってました!"と言わんばかりに飛び抜けて味付けしてあるのが特徴 

住民のニーズを企画の中から探ったり

駄菓子たぬきや

マルシェのときには、いろんな世代の人に楽しんでもらえるように駄菓子屋に変身したり

子供店員が大人に駄菓子釣り指導する場面も!

コアキナイでのゲーム

介護レクをベースにしたお楽しみゲームで出店したり いろいろやる 仮装したりもする

おむすびめくり

最近は全国の他の施設にもちょっとずつレクが広まっているのが楽しい
アイデア取り入れてくれたお友達たちありがとう

難易度爆上げして挑戦してくれている!
おむすびを手作りしてくれている施設も!


みんなの保健室deお楽しみ会


一見無意味なゲームに見えるかもしれないけど
楽しいを入り口にした保健室多様性をフラットに、ごちゃまぜに繋いでいきたいコミュニティナースの私のマインドそのもの


みんなでつくる保健室に進化

社会活動は主に3つの種類があると言われている

呼ぶ系:ひとを呼んでイベントに参加してもらう
行く系:ほかの団体の活動に参加する
在る系:ひとがきても来なくてもそこに在り続ける

社会的処方研究所

保健室の活動は在る系
必ず会える日


みんなでつくる保健室への進化の過程で最近考えることがある

届けたい人に届けるにはSNSだけではダメだ
見つけてくれるのを待っているだけじゃ本当に必要な人と繋がれない

呼ぶ系?行く系?
どちらの活動もしっくり来ない
開催日数を増やす?
それも違う

唯一、直感的にアリなのでは?と思ったのが
私から会いに行く系

移動型の屋外保健室ってどうだろう
本を処方して届けるのも楽しそうだ

駅前本棚も第2期ということで
私も2ndステージに進みたい

たまちゃん屋台を引く

わたしにできるかしら

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