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切ってもいい関係性

木曜ドラマ「いちばんすきな花」を見ていて感じた。

良い人を演じ続けた結果、❝無個性の良い人❞になってしまった会社員や幼少期からその美貌を買われ周囲から過度に期待される美容師などそれぞれが人には打ち明けられない悩みを長年抱えていながらもどこかに居場所を求めているという作品だ。

4人の男女による恋愛や友情の狭間で生まれる繊細な感情を丁寧に描いているが、

私は信頼関係を損なうのであれば、友人だろうと恋人だろうと親族だろうとその関係性に固執しなくて良いと思っている派だ!

もっと言えば、本音を打ち明けずに議論や批判を避け、皆にいい顔をして、一線を置くというのはある種、今の時代を器用に渡り歩いているように見えますが、果たしてそれで人生幸せになれるのでしょうか?

最近色んな人の相談事を聞いていると、結果的に疑心暗鬼になり、不幸になっているような気がしてならない。

他人を疑い、本心を明かすことが出来ないというのはかえって息苦しい世の中を生み出している気がする!

作中でも松下洸平さん演じる春木椿が長年付き合っていた彼女に自身の想いを吐露し、声を震わせながら「純恋(彼女)と話すのしんどかった」と話していたシーンがあった。

自分の想いをその場その場で抑え込んでいて、我慢を続けた結果、息苦しさを味わう結果になったのだ。

SNSで今まで繋がることが出来なかった人と簡単に繋がれ、コミュニティーや交友関係を広げられるようになったのは文明の利器と言えるのでしょうが、
❝断片的なコミュニティーを助長し、多発させるようになった❞という見方も出来るかと思います。

だからこそ、過度に期待しなくて良いし、苦痛なら切ればいい。

しかし、活かすも殺すもその人次第だが、今皆さんの交友関係の中で本当に自分の意思や想いを伝えられる人はどれだけいるだろうか?という視点がもっと大切であると考える。
何が起こるか分からないし、いつ途絶するかも分からない。

でも居場所は必要だ。
めんどくさくなったり、厄介な人間関係は積極的に切ってもいいと思うが、
息苦しさを回避する為にも包み隠さず、本音で語れる人がいた方が幸福度的にも精神衛生上も良い気はすることを述べておきたい。

それが彼女や親友じゃなくてもいい。
学校や職場にはハマらない❝サードプレイス❞的な環境がより重要となっている時代なのではないだろうか?

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