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最近の若者は“ゼロリスク”を追求しがちなのか?

つい先日ABEMA TVのとある番組で気になるテーマで討論が行われていた。

失敗や傷つくことを恐れ、リスクを取らない若者が増えている問題。

内閣府の調査では“20代のうち女性が25%、男性では40%が、デート経験がない。”20代男女の半数以上に恋人がいない、30代の4人に1人が結婚願望なしとのこと。

最近の若者は目立ちたくない、あくまでも横並びでいたいといった気持ちが強い。

いわゆる“いい子症候群”ということなのかもしれない。

それから、これは自身の体験談でもあるのだが「失敗してもいいよ。」というアドバイスが逆にプレッシャーになっているケースも多くあると考える。

何か監視されているような感覚で仕事がしずらい。
ミスを恐れて、びくびくしてしまう。

ここまで“ゼロリスク思考”についてネガティブな文章を記してきたが、
実はポジティブな捉え方も出来るのでは?と思った。

つまり、リスクを負わざるをえないということは選択肢が少ないということ。
巨大なマンモスと戦わないと生存競争の中で生き残れなかったり、地図もないのに船に乗って海を渡らないといけない時代もあった。

その点、今の時代は便利で豊かになり、別にリスクを取らなくても幸せに生きていけるということかもしれない。

出世してもハラスメントで訴えられる確率はあがるし、給料が上がるといっても大した額ではない。

恋愛をして振り回されるくらいだったら、自分らしく悠々自適にに生きた方が幸せだと感じる人もいる。

そう考えると出世や恋愛というのは昭和的なリターンであり、対価として機能していないということだろう。

むしろ、徹底的にゼロリスク思考の人生を追求していく方が、カッコイイ人生なのかもしれない。


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