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「42 ~世界を変えた男~」

WBCは日本の14年ぶり3回目の優勝で幕を閉じた!
さて、世の中は連日、日本代表の熱狂に包まれていたが、こんな時期だからこそどうしてもご紹介したい作品がある。

「42~世界を変えた男~」、ジャッキー・ロビンソンというメジャーリーグ史に名を遺した黒人選手の人生を描いた物語である。

野球の歴史を語る上で、彼のやってきた功績は今後も永遠に語り継がれるだろうし、私もイチスポーツマニアとして彼の存在は今後も絶対に忘れることはないだろう。

男の名前はジャッキー・ロビンソン、1919年1月31日生まれ。
1947年4月15日、『42』の背番号を付け、彼はメジャーリーグの舞台に初めて立った黒人選手となったのだ。

白人による黒人への人種差別が酷く強調されていた時代、
米国のメジャーリーグは白人の選手のみで構成されていた。

しかし、この時は第二次世界大戦で黒人が勇敢に戦ったことが評価され、黒人のスポーツ参加への許容が広がり始めていた時代でもあった。

そこで、当時のブルックリン・ドジャースGMブランチ・リッキーは戦力の穴埋めを図る為にジャッキー・ロビンソンに目をつける。

抜群の身体能力と野球センスを持つロビンソンに白羽の矢を立てたリッキーは彼を調査、すぐにチームに合流するようオファーをかける。

ロビンソンは喜んでチームに参加することを決めた。
しかし、そこからの人生は逆風の嵐だった。

黒人のスポーツ参加への許容が広がっているとは言え、マスコミ、観客、選手など彼にとっては幾つもの厳しい視線が待ち受けていた。

ファンや相手チームの監督からフィールドに立つことを批判され、チーム内でも偏見のまなざしが向けられた。

しかし、彼は諦めなかった。

『絶対にメジャーリーグの舞台に立つ。』
そんな想いを胸に、どんな逆風にも真正面から立ち向かっていき難題を克服した。

そして、彼は世界を変えた男になったのだ。

話は変わるが・・・、
ジャージ・フロイドさん殺害事件で話題となった『ブラック・ライブズ・マター』運動やアメリカで今もまだ残る黒人への不当な扱いや差別的な行為というのはこれまでの歴史を踏まえると、そう簡単には解決するような問題ではないだろうし、きっと今後も長年、つきまとう問題なのかもしれない。

けれど、毎年メジャーリーグではロビンソンの『42』という背番号をつけて選手たちがプレーする『ジャッキー・ロビンソンデー』というイベントが行われる。

こういう伝統があるということは我々現代人が歴史の深さを受け止める良い機会だと思う。

自分たちは今、こうやって食もモノもなんでも簡単に手に入るような時代を生きているが、この時代はまさに人種的な迫害だけではなく、あらゆるものが簡単に手に入らないような混迷を極めた状況。

そんななか、壮絶な時代を生き抜いたジャッキー・ロビンソンがやってきたことは功績なんていう言葉では納められないほどの偉業をやってのけたということだ。

人種の違いに関わらずスポーツ選手たちが今後も気持ちよくプレーすることが出来るような時代であって欲しいのと同時に現在、WBCに一喜一憂出来ている自分たち視聴者がどれだけ尊いかというのを実感できる作品だと感じました。

今、世間はWBCで盛り上がりを見せていますが、こういう歴史があったということを胸に刻んで欲しいなと思いました。

そういう意味では野球ファンのみならず多くの人に見て欲しい作品だなぁと思いました。


☆『42~世界を変えた男~』の映画予告です↓


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